昭和30年代の人情味溢れる下町を描いた人気シリーズの3作目『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』。この映画が1月21日に公開初日を迎え、TOHOシネマズ スカラ座で行われた舞台挨拶に吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、森山未來、三浦友和、須賀健太、山崎貴監督が登壇した。
・『ALWAYS 三丁目の夕日‘64』初日舞台挨拶、その他の写真
本作で3作目となった『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ。須賀は「この前調べたら、1作目から身長が40cm弱伸びてました」と明かしたが、同シリーズについて「どんな存在ですか?」と質問されると、「昭和の時代を体験したことがないので、タイムマシーンみたいな存在」と回答。吉岡は「初めて自分を客観視できた映画。『こいつ、本当バカだなあ』って思いながら見られる映画は初めて」とコメントした。
薬師丸は同じ質問に対し「自分の分身がセットのなかで暮らしてるような、そんな気さえする不思議な作品」と答え、堀北は「1、2作目の公開後に、会う人みんなに『見たよ』って言ってもらいました。映画はお客さんに見ていただいて初めて完成するもの、ということを教えてもらった映画です」としみじみと語った。
対して、不満をボソっと口にしたのは三浦。「(登壇者のなかで)私が一番ちょっとしか出てなくてですね。もうちょっと出たかったな(笑)」と発言。これに対し山崎監督は「スピンオフですかね……『宅間先生物語』」と提案し、会場を沸かせていた。
そんな三浦扮する宅間先生は劇中で「幸せとは何でしょうな」という印象的なセリフを言うが、これになぞらえ「みなさんにとっての幸せは?」との質問が。堤は「映画が完成して初めての試写会で、吉岡くんと一緒に出来上がった作品を見て、あまりにも幸せになり飲み過ぎました」とコメント。
すると、隣の吉岡が爆笑し始め「堤さん、13万円も使っちゃったんです」と暴露。三浦から「ぼったくられたんじゃないの?」と問われると、堤は「ぼったくられましたね……。幸せじゃねえじゃん!」と大声で嘆き、会場は大きな笑いに包まれた。
森山は同じ質問に対し「昨日、飲んでるときにテレビを見てたら1作目が放送されてたんです。それで、CMに切り替わって3作目の予告編が流れたのですが、一緒に飲んでた人が『お前誰やねん、(前作に出ていた)コックの見習いどこ行ったんや?」みたいなことを言い出して。まあ、僕からするとパッと出演して、パッと(堀北扮する)六ちゃんと結婚させていただいて、幸せでした(笑)」とニンマリ。堀北も思わず照れ笑いを浮かべていた。
舞台挨拶中には、本日欠席となった小雪からのコメントも発表。1月5日に男児を出産したばかりの小雪は「茶川家のヒロミ同様、我が家にも新たな家族が加わり、私自身も忙しく楽しい毎日を送っています」と現状を報告し、「小さな命と日々向き合うことで、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズが今まで描いてきた家族の尊さ、人と人との繋がりを改めて強く感じるようになりました。この映画が一人でも多くの方に人の絆の大切さを再確認していただけるきっかけになれば嬉しいです」と思いを綴っていた。
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