『E.T.』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など映画史に残るヒット作を世に送り出してきたユニバーサル映画の100周年記念作『バトルシップ』。この映画の来日記者会見が1月31日にグランドハイアット東京で行われ、テイラー・キッチュ、浅野忠信、ピーター・バーグ監督が登場した。
キッチュは昨年12月以来となる来日について「何度か日本には来ていますが、今回も楽しんでいます」とニッコリ。バーグ監督は「アメリカの撮影では浅野さんがゲストでしたが、今日は私とテイラーがゲストとしてこの場にいられることを嬉しく思います」と述べた。
浅野はユニバーサル100周年記念作に参加した感想を聞かれると「小さいころから見てきたユニバーサルの大きな作品、しかも大きな役をいただけて夢のようです」と感無量の様子。ユニバーサル映画で特に印象深い作品については「『バック・トゥ・ザ・フューチャー』ですね」と答え、「VHSを親に頼んで買ってもらい、何度も見ました。今回、撮影でユニバーサルのスタジオに行ったのですが、そこで過去の作品にまつわるエピソードを聞いて感動しました」と熱を込めて話した。
本作は、太平洋上に出現したエイリアンの侵略部隊と世界連合艦隊の壮絶な戦いを描いたエンターテインメント大作だが、記者から「エイリアンのなのに、なぜ舞台が宇宙ではなく海?」との質問が。これに対し、バーグ監督は「父が海軍の歴史を研究していることに大きな影響を受けています」と回答。「仲間同士で海に出てサバイバルすることが、いかに大変かということを教えこまれました」と明かした。
船上でのアクションシーンもあるが、キッチュは「後半に撮影すると思っていた10mの飛び降りシーンを、クランクイン後2週間くらいで急に撮影することになりました。監督は僕を驚かせようと思ったのかな(笑)。2度NGになったのは特に印象に残っています」と振り返った。
浅野は撮影中のエピソードについて「監督が英語ですごいまくしたてるのですが、何を言っているのか全然わからないんです。それをテイラーが親切に説明してくれるんですけど、結局英語なんでわからないんですよ(笑)」とコメント。
また、キッチュとの共演について浅野は「出会ったときから(役柄の)ホッパーとして存在していたので、余計なコミュニケーション無しで『いきなり映画撮ろうぜ』って感じで、僕にとってはありがたかった。撮影以外でもアメフトに連れて行ってくれたり、卓球大会も開きました」とエピソードを披露した。
一方、キッチュは浅野の印象ついて「(日本での活躍だけにとどまらず)リスクを冒してまでアメリカの作品に参加しようという浅野さんを尊敬しています。何度でも共演したい」と大絶賛していた。
『バトルシップ』は4月13日よりTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国公開される。
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