発売以来、女子のバイブルとして好評を博す奥田英朗原作の同名ベストセラーを映画化した『ガール』。この作品の完成報告パーティーが2月7日に松濤ギャラリーで行われ、キャストの香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏と深川栄洋監督が登壇した。
主人公で29歳、夢見がちな独身女性の滝川由紀子役を演じた香里奈は「由紀子は仕事、恋愛、結婚といった悩みを抱えながら生きている女の子。私も27歳で、そうした悩みに関してはすごく共感しました」と役柄について語ると、撮影については「お姉様方と一緒に、楽しく撮影させていただきました(笑)」とコメント。
完成作については「男性が見て、女の人ってこうなんだな、こういう扱いをしたら喜ぶんだなという風に見られる映画」とアピール。さらに「(現場で)一番ガールだったのは監督だと思います」と明かし笑いを誘っていた。
一方、34歳で子どもなし、夫と共働きだが夫より給料の高い新米管理職の武田聖子役を演じた麻生は「自分にとっては意外なバリバリのキャリアウーマン役。すごく難しくて、ずっと辛く、早くこの現場が終わってくれたらと思っていました」と役作りの苦労を口にすると、「それでも、この作品に参加し、勉強になったことも多かった」と振り返った。
同じく34歳で独身、一回り下のイケメン新入社員に恋をしてしまう、小坂容子役を演じた吉瀬は「一回りも年下の男の子に恋をするという、日常では絶対にあり得ないような役だった。(男の子を演じた)林遣都くんが本当にキレイ過ぎてキュンとするところがありました(笑)。麻生久美子ちゃんが演じたようなキャリアウーマン役を演じることの方が多いなか、こういう役をいただいたことが嬉しくて、新しいチャレンジになりました」と語った。
また、36歳で6歳の息子を持つ頑張りすぎのシングルマザー・平井孝子役を演じた板谷は「役と同じように、私自身も仕事をしながら子育てをしているので、共感できる部分も多々あった」と話すと、香里奈同様、深川監督については「どうしてこんなに女心がわかるんだろう。一番、女心がわかっている気がした」とコメント。
こうした監督が一番ガールだった説を受け、照れ笑いを浮かべた深川監督は「僕も、どうしてこの映画の話が僕に来たのかよくわからなかったが、今日初めてわかったような気がします。誰よりも女なのが僕なんだな、と」と返し、笑いを誘っていた。
また、麻生、吉瀬、板谷の3人が既婚者で、1人だけ独身なことに関して「焦りや憧れはないか?」と聞かれた香里奈は、「焦ってはないですね。憧れはもちろんあります」と回答。「私は三姉妹一番下なんですけど、子どもが3人くらいいたら楽しいだろうなとか、まわりにこういうお姉様方がいると素敵だなと思うので、いつか(結婚することが)あるといいなと思います」と結婚願望を匂わせた。
一方、現在妊娠7ヵ月の麻生は、本作が公開される頃には母親になっていることについて「正直まだ、あまり実感がない。今は無事生まれてきてくれることだけを願っています」と話すと、初日舞台挨拶に立てない可能性が高いことを気にして、他の登壇者たちに「すみません」と謝っていた。
『ガール』は5月26日より全国東宝系にて公開となる。
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