発売当初から多くの話題を集め、「このミステリーがすごい!」「週刊文春ミステリーベスト10」で共に第1位を獲得、累計30万部の売り上げを誇る「悪の教典」。この人気小説が伊藤英明主演、三池崇史監督で実写映画化されることが発表された。
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本作は、生徒から絶大な人気を誇る高校教師・蓮実聖司が、実は他人への共感能力がない恐るべきサイコパス(反社会性人格障害)であるために起こる、学園を舞台にした生徒の惨殺事件を描いたサイコサスペンス。
主人公・蓮実は自らの目的のためには殺人も厭わず、いじめやモンスターペアレンツなど学校が抱える様々なトラブルや障害を取り除き、次々と死体の山を築きあげていく。
蓮実役に抜擢された伊藤は「原作を読んで蓮実の発する絶対的な『悪』に、鳥肌が立つほどの恐ろしさを感じました」とコメント。クランクインを来月に控え、「この役を演じていくうちに、自分の人格が蓮実に飲み込まれてしまわないか、ちょっと心配です(笑)」ともらすも、「これほどの強烈な『悪』に挑戦することが出来て、役者冥利に尽きます。再度タッグを組みたかった三池監督と共に、映画史上、最凶最悪の主人公を目指します」と希代のダークヒーローを演じる覚悟を語った。
一方、『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』以来、伊藤とタッグを組む三池監督は「私は、主人公・ハスミン(蓮実が生徒から呼ばれる愛称)の奴隷だ。もう誰にも止められない」とコメント。
原作者の貴志祐介は「蓮実を誰が演じるかが最大のキモだと思っていましたが、まさか『海猿』の伊藤英明さんとは! 正義の味方のイメージが強すぎて思いつかなかったのですが、最高の配役だと確信しました。三池監督と伊藤さんの最強タッグで、すでに傑作になることは確信しています」と期待を寄せた。
『悪の教典』は4月からクランクインし、秋に完成予定。今年11月に公開予定となっている。
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