全国の映画館で働くスタッフが選んだ映画を上映する「日本シアタースタッフ映画祭」。今年で3回目を迎えるこの映画祭が4月22日にサイエンスホールで開催されるが、これから公開となる映画の洋画部門1位にインド映画の『ロボット』、邦画部門1位に『わが母の記』が選ばれたことがわかった。
『ロボット』はインド映画史上最高の製作費37億円を費やし、興収100億円を超える同国史上最高のヒットを記録したアクション大作。人間の心を持ったロボットが人間の女性に恋をするも、失恋のはてに大暴走し、冷酷なターミネーターと化してしまったロボットと人間との壮絶な戦いが繰り広げられるというもの。主演は『ムトゥ 踊るマハラジャ』のラジニカーント。
一方、『わが母の記』は文豪・井上靖の自伝的小説を映画化した感動作。幼少期に家族と離ればなれにされたことから、母に捨てられたという思いを抱いてきた主人公の小説家が、年老いてボケていく母と向き合うなかで、母の真の思いを知っていく姿を綴っている。主演は役所広司。
また、この1年間で公開された映画のなかから映画館スタッフの投票によって選ばれたグランプリに当たるグランシャリオ賞は、三谷幸喜監督作『ステキな金縛り』に決定。イベント当日は『ロボット』『わが母の記』『ステキな金縛り』の3作品が上映され、各部門賞受賞の豪華ゲストの登壇も予定されている。
『わが母の記』は4月28日より全国公開、『ロボット』は5月12日より渋谷TOEIほかにて全国公開となる。
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