高橋伴明監督「イ・ビョンホンにしようかぺ・スビンにしようか迷った」

左から高橋伴明監督、吉沢悠、ぺ・スビン、ハクエイ・キム
左から高橋伴明監督、吉沢悠、ぺ・スビン、ハクエイ・キム

1914年に朝鮮半島に渡り、1931年に40歳の若さで亡くなった際には、朝鮮の人たちが競ってその棺を担いだといわれる実在の日本人・浅川巧。彼の半生を描いた映画『道〜白磁の人〜』のプレミア試写会が4月23日に駐日韓国大使館韓国文化院で行われ、吉沢悠、ぺ・スビン、高橋伴明監督が登壇。サプライズゲストとしてピアニストのハクエイ・キムが登場し、自ら手掛けた本作のエンディングテーマを演奏した。

[動画]『道〜白磁の人〜』予告編

途中、イ・ビョンホンからのサプライズビデオメッセージが流れると、会場からはどよめきが起こり、「吉沢さん、僕の大事なぺ・スビンをよろしくご指導ください」というビョンホンのコメントに、吉沢は「ご指導なんて、とんでもない。ぺ・スビンさんとは親友としてこれからも仲良くさせてください」と話した。

また、上映中に行われた記者取材では、報道陣から吉沢とぺのキャスティングの理由を尋ねられた高橋監督が「イ・チョンリム役をイ・ビョンホンにしようかぺ・スビンにしようか迷ったが、ぺ・スビンを選んで良かった」と話し記者から笑いを誘うと、吉沢については「いい意味で色のついていない吉沢さんが、浅川巧という実在の人物を彼なりに演じてもらえるようにしたかった」と語った。

さらに高橋監督は「韓国では、監督という職業がとても尊敬されているが、一方では若手の監督が次々と台頭する韓国では、私のような老人の監督はほとんどいない。こんな老人監督を、吉沢さんとぺ・スビンさんはとても大事に扱ってくれて、感謝している」とコメント。これを受け、ぺは「高橋監督は、全てに対してとても開かれた考えを持っているので、この作品を通して高橋監督や吉沢さん、日本の方々に出会えて感謝している」と話していた。

『道〜白磁の人〜』は6月9日より新宿バルト9ほかにて全国公開。韓国でも6月の公開が決定している。

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『道〜白磁の人〜』作品紹介