消えた女性、連れ去られた女児、変死体…そこから浮かび上がる社会の闇
前代未聞の誘拐事件に隠された真実を描いた韓国発のサスペンス『告白』が、2022年1月7日にDVDリリースされる。同作の予告編が公開された。
・ねじれた誘拐の行方は!? 映画賞を席巻のサスペンス『声もなく』予告編
韓国を騒然とさせる誘拐事件が発生した。誘拐犯からの声明は、国民1人につき身代金1000ウォンを集めて合計1億ウォンにならなければ女児を殺害する、というものだった。その日の早朝、交番勤務の婦警ジウォンは、公園で女児を連れた不審な女性オスンと出会っていた。ジウォンは、まさかとは思いながらも彼女について調査を進める。
オスンは福祉センターに勤める社会福祉士だったが、虐待を受けていた少女ボラの父親と諍いを起こし、センターを退職していた。そして、ジゥオンが出会ったあの日の朝を最後に、オスンとボラは同時に行方不明になっていた。さらに、何者かに殺害されたボラの父親の死体が発見される。
監督はデビュー作が釜山映画祭で絶賛されたソ・ウニョン。本作では児童虐待という重いテーマを誘拐事件と絡めて巧みに描き出している。主人公のジウォンを演じるのは、『ミッドナイト・ランナー』(17年)のパク・ハソン。さらに『最高の離婚』のハ・ユンギョン、カム・ソヒョンら実力派が脇を固める。
公開された予告編は、公園のベンチに座る主人公の婦警ジウォンが、不審な女性オスンに声をかけられるシーンから始まる。ジウォンは「何か相談事ですか?」とたずねるが、オスンは「何でもないです」と立ち去る。続いて誘拐事件のニュース、同時期に発見された変死体の映像が続き、やがてジウォンは公園で出会った女性と誘拐事件の間に何らかの関係があることに気づくが…。
『告白』は2022年1月7日にDVDリリース。
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