大ヒット作『スパイダーマン』シリーズを装いも新たに再起動させた新シリーズ。その第1弾となる『アメイジング・スパイダーマン』のキャスト・スタッフが来日し、6月13日にザ・リッツカールトン東京で記者会見を行った。
会見に臨んだのはマーク・ウェブ監督とプロデューサーのマット・トルマック、アヴィ・アラド、そして主演のアンドリュー・ガーフィールドとヒロイン役のエマ・ストーン、悪役のリス・エヴァンスの6人。人気ヒーローの物語を映像化することへのプレッシャーについて聞かれた監督は「もちろんプレッシャーは大きかったのですが、それよりもやっと夢が叶ったという気持ちの方が大きいです。2年という長い時間がかかりましたが、毎日が光栄な気持ちの連続でした」と語った。
一方、スパイダーマン役に抜てきされたガーフィールドは、役が決まったとき、そして初めてスーツを着たときの気持ちを聞かれ「抜てきされたときは、本当に夢が叶ったという喜びで、それは言葉では表せないくらいでした。とにかく、今までの人生のなかで一番素晴らしい気持ちでした」と語った。だが、「スーツはかゆくて着心地が悪いし、トイレにも行きにくい不便さもあり、残念ながら、そこで夢は崩壊しました」と話すも「……というのは冗談で」と笑みを浮かべ、「監督と衣装デザイナーがデザインしたとても美しいスーツに圧倒されました。今でも時々、喜びが沸々とわいてくるくらいです」とジョーク混じりに話していた。
完成作の感想を聞かれたストーンは「できあがった本編を見るのは楽しかったけれど、“自分”を見るのはオススメできないですね。だって、3Dで、しかもあんなに巨大なんだもの」と苦笑いしながらも、「スパイダーマンと3Dは完璧にマッチしていました。スパイダーマンのために3Dがあると言ってもいいくらい」と絶賛。
実はこの2人、本作の共演をきっかけに恋に落ち、現在はニューヨークで生活を共にしていると報じられている。劇中での共演シーンについて、記者から「高校生役の2人が本当に恋しているように見える」と言われたガーフィールドは、「初恋は人生を変えるような経験。ミュータントよりも初恋の人の方が大事で、危機的な状況でもそちらに気が行くのは分かります」と役への共感を口にした。
さらにストーンはキスシーンについて「ピーター(ガーフィールド)がスパイダーマンだと分かった瞬間のキスで、発見と同時に秘密を共有するということでもあり、そこが素晴らしいところですね」と語り、今後の2人の恋の行方を「私も気になります」と話していた。
『アメイジング・スパイダーマン』は6月23日、24日に3D先行公開、30日より全国公開される。
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