ちょっと思いだしただけ
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ちょっと思い出しただけ

『ちょっと思い出しただけ』予告映像&場面写真公開

第34回東京国際映画祭コンペティション部門で観客賞とスペシャルメンションを受賞した松居大悟監督によるオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が、来春公開される。このたび、本作品のチラシビジュアル計8種類と予告映像、場面写真が一挙に公開された。

本作品の主演は、池松壮亮伊藤沙莉

池松は『アジアの天使』で主演し第20回ニューヨーク・アジアン映画祭ライジングスター・アジア賞を受賞、23年3月公開『シン・仮面ライダー』に本郷猛役で出演することも決まっている。

伊藤は、子役時代から高い演技力を評価される実力派女優として『全裸監督』でも村西組のスタッフ・監督を熱演。一方、ハスキーボイスとからっとしたキャラクターも魅力で、先日のM-1グランプリ敗者復活戦で兄のオズワルド伊藤を応援するツイートをし続けて話題となっていた。

公開された予告映像では、タクシー内で喧嘩をする照生(池松)と葉(伊藤)で始まる。

ちょっと思い出しただけ

葉の「ずっと会話になんてなってなかったのかもね……ずっと」という一言を境に、幸せだった一日、充実していた一日、映画を見て、ケーキを食べるだけの何でもない一日が切り取られていく。

しかし、“二度と戻れない日々”という切ないコピーが表示されると、クリープハイプの主題歌「ナイトオンザプラネット」がそれぞれの道を歩み初めた2人を包み込んでいく……。2人の「ある一日」を描いた6年間が凝縮された美しくも切ない映像となっている。

また、8種類に及ぶチラシビジュアルでは、こっそりタクシーを使ってドライブデートを楽しむ2人や、小さな鉢植えを手にふざけ合いながらデートに向かう2人、手をつないでアパート前の階段を駆け下りる幸せそうな2人、水族館で秘密の時間を過ごす2人といった、照生と葉の一日が切り取られている。この種類別のチラシ8種は、公開劇場でランダムに設置される予定だ。

ちょっと思いだしただけ

また、場面写真では、池松、伊藤のほかに、ジム・ジャームッシュ監督の『ミステリー・トレイン』『パターソン』に出演している永瀬正敏、バー「とまり木」のマスター役を演じる國村隼、「とまり木」の常連客フミオ役の成田凌、照生のダンス仲間である泉美役を演じた河合優実、ミュージシャンの男役として出演も果たした尾崎世界観などの姿が映し出されている。

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・その他の場面写真はコチラ!

コロナ前の若者の何気ない日常を描く

この作品は、クリープハイプの尾崎がジム・ジャームッシュの『ナイト・ オン・ザ・プラネット』に着想を得て書き上げた新曲『ナイトオンザプラネット』を受けて、松居監督が初めて書き下ろした。

怪我でダンサーの道を諦めた照生とタクシードライバーの葉。この2人を中心に、彼らと関わる登場人物たちとの会話を通じて、7月26日の東京の夜に無数に輝く人生たちの機微を、繊細かつユーモラスに映し出す。

映画『ちょっと思い出しただけ』は、来年22年早春に公開される。