死者12名の映画館銃乱射事件でアン・ハサウェイは涙、ノーラン監督も哀悼の意

『ダークナイト ライジング』
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC
『ダークナイト ライジング』
(C) 2012 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC. AND LEGENDARY PICTURES FUNDING, LLC

20日、米コロラド州デンバー近郊オーロラの映画館で『ダークナイト ライジング』の上映中に銃乱射事件が発生、6歳児を含む死者12人、負傷者59 人という大惨事を受け、同日フランスで開催予定だったパリ・プレミアは中止となったが、25日からクリストファー・ノーラン監督とアン・ハサウェイ、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットらスタッフとキャストによる来日プロモーションも中止が決定した。25日のプレミア試写会は予定通り行われる。

米国で起こった銃乱射事件の影響で『ダークナイト ライジング』来日イベントが中止に!

事件発生の翌日、主演のクリスチャン・ベイルをはじめ、キャストたちはワーナー・ブラザーズのプライベート・ジェットでロサンゼルスに戻ったが、悲報を受けた彼らのショックは大きく、関係者によれば、アン・ハサウェイやマリオン・コティヤールは泣いていたという。

完成した新作をいち早く見ようと集まってくれた観客を襲った悲劇についてノーラン監督は「『ダークナイト ライジング』のキャストとスタッフを代表し、(コロラド州)オーロラで起こった悲劇の犠牲となった方々に深い哀悼の意を表します。(略)彼らは昨夜、映画を見るためにあの場所を訪れた方々でした。映画はアメリカが誇る素晴らしい芸術形式のひとつであり、スクリーンで繰り広げられるストーリーを観客同士で分かち合うという体験は、大切で楽しいものであると信じています。映画館は私にとって我が家同然です。そのような罪のない、希望にあふれた場所を何者かが耐え難いほど残酷な行為で侵害したことに打ちのめされています。何をもってしても、この凄惨な事件に見舞われた罪のない被害者の方々に対する我々の気持ちを適切に表すことはできませんが、彼らとそのご家族の方々に心よりお悔やみ申し上げます」と声明を発表。

ベイルも「私が感じた恐怖を言葉にすることができません。犠牲者の方々、ご家族や彼らを愛する方々が味わった本当の苦しみも悲しみも、私には理解すらできていないかもしれませんが、私の心はその方々と共にあります」とコメントしている。

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