新作アニメーション映画『アンネ・フランクと旅する日記』より、新たな場面写真8枚が解禁された。
・解禁された『アンネ・フランクと旅する日記』の新場面写真、他7枚はこちら!
世界的ベストセラー「アンネの日記」を題材にした青春ファンタジー
本作は、2022年に出版75周年を迎えた世界的ベストセラー「アンネの日記」を題材にした青春ファンタジー。2人の少女、アンネとキティーの等身大の姿を瑞々しく描く。監督は、アニメーション映画として初めてアカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞に輝いた『戦場でワルツを』で世界的な評価を得たアリ・フォルマン。「アンネの日記」をもとにイマジネーションと遊び心に満ちた現代のパートを新たに創出した。
今回解禁された場面写真には、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下の中を生きるアンネ・フランクと、時空を超えて現代のアムステルダムにやってきたアンネの“空想の友達”キティーがそれぞれの時代の中で映し出されている。
現代のキティーは、ライダースジャケットにキャップと今風の服を身にまとい、凍った川をスケートで走り滑る。学校で人気者のアンネは大勢のクラスメイトを引き連れて、まるでパレードのように街を歩く。フォルマン監督は、多くの戦争映画が用いる色彩設計とは真逆のことを試みたという。「現代のアムステルダムをモノクロームの色調で、アンネの目を通して見た過去は豊かでビビッド、そしてカラフルに描くこと。それがこの映画のガイドラインになった。僕らは制限することなく、色をたくさん使用した。とりわけ、アンネの空想や夢を表現するシーンはね」と本作の世界観の構築を明かす。
他にも、アンネがペーターと隠れ家で過ごす様子や、ペーターと同じ名前を持つ少年と出会ったキティーが一緒に旅をする様子などが切り取られ、対照的に描かれる。また、ナチスが支配するおどろおどろしい街の様子もアニメーションだからこそできる表現手法。鎧をまとった悪の権化SS装甲集団の威圧感などは当時の人々の恐怖そのままに体感させられる。
『アンネ・フランクと旅する日記』は3月11日より全国公開。
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