あっと驚く奇策で天下の豊臣軍を翻弄した“でくのぼう”の戦いを描いた歴史スペクタクル『のぼうの城』のイベントが、10月17日に大阪の道頓堀で行われ、主演の野村萬斎をはじめ、榮倉奈々、上地雄輔が出席。道頓堀に集まった約3000人のファンを沸かせた。
・野村萬斎「泣いて笑って、ちょっとズッコケて」と主演作をアピール!
挨拶で野村は「ちょっと変わった殿様をやってます」、榮倉も「(主人公の)のぼう様に想いを寄せる、ちょっと勝ち気な甲斐姫を演じてます」とそれぞれの役柄について語った。
映画は、豊臣軍の水攻めにあいながらも最後まで屈することのなかった忍城の戦いを描いており、この日は甲冑隊を率いた3人が船に乗って道頓堀川から登場。司会から船で登場した理由について聞かれた野村は、「(豊臣軍によって)水攻めされた後、船に乗って2万人の兵に向かって1人、音頭を取って踊ります」と劇中のシーンを説明。狂言師・野村の滑稽な舞は映画の最大の見せ場のひとつだが、さらに野村は「お尻も見せます!」と話し、客の興味を誘っていた。
一方、主人公に想いを寄せる甲斐姫は女性の共感を誘う役で、榮倉は「戦国時代ならではの、何でも手に入る時代ではないからこその恋がロマンティックに描かれていて、そこもまた楽しいポイントです」とアピールした。
映画については「大変豪華なキャストのみなさんが、1人ひとり素晴らしいお芝居をやっていて、人情味あふれる人間ドラマも描かれて迫力のある映画になっています」と上地。榮倉は「もちろん(上地の演じた)石田三成も格好いいんですが、他の武将たちも格好いいので、ぜひ格好いい武将たちを見に来てください」と呼びかけた。また野村も「(主人公は)でくのぼう呼ばわりされているのですが、だんだんと頭角を現しリーダーになっていく。豊臣軍2万に対して500人で対抗するのですが、緊迫感、恋愛、親子愛など群像劇があり、1人の人間の成長を描いた映画」と主演作をアピールした。
『のぼうの城』は11月2日より全国公開される。
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