佐津川愛美、髪掴まれ倒される!『蜜月』怖くて切ない愛憎シーン公開
『科捜研の女 〜劇場版〜』に出演、放送中のフジテレビ系ドラマ『ミステリと言う勿れ』では秘密を告白して号泣する柏めぐみを熱演して話題を呼んでいる佐津川愛美33歳。佐津川が、心をゆさぶる圧巻の演技で秘密を抱えながら夫を愛する32歳の女性とその女子高生時代の17歳の役をこなした映画『蜜月』が3月25日に公開される。このたび、怖くて切ない愛憎シーン特別映像と、ポスタービジュアル、新場面写真が公開された。
・ヤングケアラーの暗部にR15指定の衝撃的描写で迫る『蜜月』
公開された特別映像は、母・五十鈴(筒井真理子)が娘・美月(佐津川)の少し派手な下着をハサミで切り刻むシーンで始まる。
一方の娘は、母の用意した地味な下着を火にくべる。
その美月を追いかけ、髪をつかんで引きずり倒す五十鈴。
義父・靖男(板尾創路)は慌てて止めに入るが、義弟・伊織(濱田龍臣)はただ見つめている。
気まずい食卓。ふと五十鈴は泣きながら美月を抱きしめ、美月も泣いて五十鈴に縋る。
桜並木のシーンで、美月は杖を突いた五十鈴を伴って歩くも、五十鈴は厳しい顔で娘の腕を振りはらう……。
公開された場面写真は、後ろめたそうな顔つきで歩いていく義父・靖男に他人のフリして歩く美月や、病室で美月の手をそっと握る夫・哲郎(永瀬正敏)など、秘密を抱えながら抑圧されながら生きてきた美月の姿などを切り取ったショットの数々だ。
忌まわしい過去と決別するため、愛する夫に黒歴史を告白する…
本作品の舞台は、山奥の古民家。32歳の美月は、優しい陶芸家の夫と穏やかに暮らしている。
そこへ弟が15年ぶりに現れ、母の死を告げる。封印していた家族の過去があふれ出す。
愛する夫との暮らしを守るために、美月は過去の黒歴史と対決する。母親は、ある“事件”がきっかけで離婚し、心にトラウマを抱える。美月は子どもながらに不安定な母を支え、母子で必死に生きてきた。
母が新たな伴侶を得て4人家族となったとき、美月はやっと温かな居場所ができることを期待、美しい17歳に成長していた。
だが、その『女という性』に対し、母はかつての事件のトラウマから、嫌悪・嫉妬し、激しく抑圧する。 美月は母への反抗心から、義父に接近する。
それはささやかな反抗心だったが、次第に深みにはまっていく。そして再び“事件”が起こり、家族が崩壊していく……。
15年ぶりに故郷の実家へ戻る美月は、義弟から15年間にわたる過酷な義母の介護も知らされ、その代償の重さに押しつぶされそうになる。目を背けてはいけないと、夫に封印した「秘密」を告白する。その切なすぎる真実に涙する。
『蜜月』は、3月25日に公開される。
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