常識的な人間でありながら、自らに潜む不気味な衝動を抑えられない男
「ライチ☆光クラブ」「帝一の國」などで知られる漫画家・古屋兎丸の画業20周年記念作品として発表され、衝撃的な内容で話題を呼んだ同名コミックの映画化『女子高生に殺されたい』が、4月1日より劇場公開されることに決定。これに併せて本作品の特報が公開された。
・前代未聞の“自分”殺害計画! 女子高生に殺されたい高校教師の衝撃的な9年間
女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人の9年間に及ぶ、前代未聞の“自分”殺害計画を描く本作。主人公・東山春人を演じるのは、『総理の夫』(21年)『そして、バトンは渡された』(21年)『あなたの番です 劇場版』(21年)など話題作への出演が続く田中圭。
一見、常識的な人間でありながら、自らに潜む衝動を抑えられない男という難しい役どころを、不気味さと色気を併せ持つ狂気を孕んだキャラクターとして体現。見てはいけない人間の深層心理まで浮かび上がらせる。
監督は、Vシネマから劇場公開映画まで幅広いジャンルを手がけ、今後も今泉力哉監督とタッグを組んだ監督作『愛なのに』と脚本作『猫は逃げた』の公開を控える城定秀夫。自身の脚本で原作を映画的に大胆にアレンジし、禍々しいほどの映像美と上質なストーリーテリングで衝撃の怪作を誕生させた。
公開された特報では、新年度がスタートした二鷹高校に新しく赴任してきた、34歳の日本史教師・東山春人(田中)の始業式での着任挨拶から始まる。そのスマートで端正なルックスから春人はたちまち校内の人気者となり、恋を夢見る彼女たちの熱いまなざしを一身に浴びていく。
「どう思ってる? 東山先生のこと」「ヒガシーのこと好きなの?」と、真帆(南沙良)、あおい(河合優実)、京子(莉子)、愛佳(茅島みずき)の4人の女子生徒の間でも春人の話題が出てくるなか、突然聞こえてくる「殺されたい」の春人の心の声が……。
後半は一転、不穏なカットがつづくなか、春人の元恋人で臨床心理士の五月(大島優子)、真帆に一途な恋心を抱く同級生の雪生(細田佳央太)の姿も映し出される。
終盤で「僕は殺されるために、この学校に赴任してきた」と語る春人の、前代未聞の“自分”殺害計画とは? 恐ろしいサスペンス展開を予見させる内容となっている。
『女子高生に殺されたい』は4月1日より劇場公開される。
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