砂漠で釣りがしたいというアラブの大富豪のバカげた依頼に、英国政府がのっかったことから巻き起こる人間ドラマをファンタジックに描いた『砂漠でサーモン・フィッシング』。この映画のトークショーが12月5日に都内で行われ、釣り好きとして知られる梅宮辰夫と、釣りガールとしても有名なローラに扮した福田彩乃が登壇した。
芸能界歴よりも長い55年の釣り歴を誇る梅宮は、映画について「海外の釣り事情映画かと思ったけど、ラブロマンスの要素が強かった。でも自分だけの釣り堀を確保するのは釣り人の夢だよね」と感想を述べ、福田は「すごく面白かったです。夢を思う男性は素敵ですよね。砂漠で釣りなんて想像もしなかったから、実際に映像で見られて嬉しい驚きでした!」とコメント。
その福田は、映画にちなんで今まで経験した1番ムチャな仕事について「芸能界で初めての仕事が映画のチケットを47都道府県まわって手売りをするという企画で、1ヵ月間その収入で過ごしたことがあります。芸能界って怖いなぁと思いました」と振り返ると、それを聞いた梅宮は「俺は今の時代に芸能界入らなくてよかった」と胸をなで下ろした。
この日は2012年締めの1文字を書いてもらう演出も。福田が書いたのは「鮭」。一方、梅宮は「抗う」と記し、「何事にも逆らう気持ちで戦っていきたい!」と意気込むも、福田から「たっちゃん、それ2文字だよー。1文字って言ったじゃん。消しなよー!」とローラ節で突っ込まれていた。
また、「今後釣りたいものは?」という質問に、福田は「私は主人公のジョーンズ博士のような、素敵な旦那様をひょいっと釣り上げたい」と回答。すると梅宮は「今の芸能人は見境なく結婚しすぎる。だからすぐブロークンしてしまう。結婚はちゃんと将来を考えてしないとダメだ。見てるこっちもハラハラするんだから」と愛娘・梅宮アンナを念頭に置いたようなアドバイスを送った。
その梅宮は、集まった報道陣から中村勘三郎の訃報について聞かれると「大変残念です。まさに国の宝を失った。きっとあらゆる手を尽くしたと思う。それでダメだったんなら仕方がないよな。でも50代は若すぎる。本当に残念です」と沈痛な面持ちで、心境を吐露していた。
『砂漠でサーモン・フィッシング』は12月8日より丸の内ピカデリーほかにて全国公開となる。
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