命が宿ったテディベアのテッドと大人になりきれない男との友情を描いたコメディ『テッド』。この映画の日本語吹き替え版でテッドの声をつとめる有吉弘行が、12月12日に都内スタジオでアフレコ会見に臨んだ。
本作は誰にも相手にされない独りぼっちの少年ジョンが、クリスマスプレゼントにもらったテディベアのテッドと本当の友だちになれるよう祈ったことから、翌朝、そのぬいぐるみに命が宿り「一生親友だよ」と約束するところから幕を開ける。だが年を取るのは人間だけではないようで、それから27年後にテッドは、下品なジョークと女のことで頭がいっぱいの中年テディベアになっていたというもの。
見た目の可愛さに反して、過激で毒のある言動を繰り返すテッドの声に挑戦した有吉は、スタッフよりテッドのかぶり物と手袋を渡されると、「これは絶対にかぶるんですか?」と苦笑い。その方がテッドになりきれるのではと司会に諭されるも、テッドのかぶり物を身に付けながら「こんな屈辱もなかなかない」と話し笑いを誘った。
報道陣を前にアフレコをした感想については「気持ちも入りませんしね」と徐々に毒舌モードに突入。「ハリウッドデビュー、おめでとうございます」と司会から声をかけられると、「これってハリウッドデビューになるんですか? 四谷ですべてが終わりましたけど」と返し、さらなる笑いを誘った。
一方、下ネタ満載のセリフについては「本当に言っていいのかなって思う言葉ばっかりで、テレビでは全部カットされるようなセリフがバンバン入っていた」とコメント。もし外見がテディベアになったら何をしたいかという質問には「この外見(クマのぬいぐるみ)だとどこにでも入れるでしょうから、女風呂とか更衣室とかに潜入したい」と願望を明かした。
また、テッドのどこが魅力だと思うかと聞かれ「エロいし下品だけど、最終的に“生殖器”がないところが、女性に安心感を与えるんじゃないですかね(笑)」と答えると、「僕も、あまりに酔っ払い過ぎると生殖器が機能しなくなるので、同じような気持ちを味わうことがある」とテッドに負けない下ネタトークで、共通点について語っていた。
『テッド』は2013年1月18日よりTOHOシネマズ スカラ座ほかにて全国公開となる。
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