イギリスの子どもがお手本にしたい映画キャラクターで『千と千尋の神隠し』千尋が8位に

子どもがお手本にしたい映画キャラクター第1位となったハーマイオニー・グレンジャー(右)
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』より
(C) 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
子どもがお手本にしたい映画キャラクター第1位となったハーマイオニー・グレンジャー(右)
『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』より
(C) 2010 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights (C) J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and (C) Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.

イギリスの子どもたちがお手本にしたい映画のキャラクターランキングが発表された。1位は、同国を代表する映画『ハリー・ポッター』シリーズ(2001〜11年)のヒロインでエマ・ワトソンが演じたハーマイオニー・グレンジャーで、19%の票を獲得。なんと日本からも『千と千尋の神隠し』の千尋がランクインを果たした。

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イギリスのDVDレンタル会社「LOVEFiLM」と子どものためのチャリティー団体「Filmclub」が合同で、小学生1000人を対象に行った今回のランキング。トップ10に選ばれているほとんどのキャラクターがそれぞれの主人公にも関わらず、なぜか1位のみが主人公のハリー・ポッターではなく、親友のハーマイオニーという面白い結果となった。

続いて2位には『チャーリーとチョコレート工場』(05年)のチャーリー・バケット、3位に『マチルダ』(96年)のマチルダ・ワームウッド。そして、4位にはマコーレ・カルキンを一躍子役スターに押し上げた『ホーム・アローン』(90年)のケビン・マカリスター、5位にはウィル・スミスの息子ジェイデン・スミスが『ベスト・キッド』(10年)で演じたドレ・パーカーなどが選ばれている。

今回、ほとんどが実写の洋画からのキャラクターが占める中、唯一、邦画から宮崎駿監督のアニメーション映画『千と千尋の神隠し』(01年)の千尋が8位と大健闘した。

トップ10に挙がっているいくつかの作品は、かなり前に公開された作品にも関わらずランクインしているところをみると、多くのキャラクターが時代に関係なく、子どもたちに支持されていることが伺える。長く愛されている作品のキャラクターは、世代を超えて多くの子どもたちの心を掴んでいるようだ。

今回、ランキングを行った「Filmclub」のサム・ワインスタイン氏は「映画は、子どもたちが振る舞い方や他人との交流の図り方を学ぶ過程で絶大な影響力を持っているのです。両親など保護者の方々が子どもたちのために映画を選ぶ際、このリストが役に立てばと思っています」と話している。今の子どもたちにも、より良い映画をたくさん見てそこから多くのことを学んでもらいたいと思う。

【子どもたちがお手本にしたい映画のキャラクターランキング ベスト10】
1位:ハーマイオニー・グレンジャー/『ハリー・ポッター』シリーズ
2位:チャーリー・バケット/『チャーリーとチョコレート工場』
3位:マチルダ・ワームウッド/『マチルダ』
4位:ケビン・マカリスター/『ホーム・アローン』
5位:ドレ・パーカー/『ベスト・キッド』
6位:ウッディ/『トイ・ストーリー』
7位:ルーシー・ペベンシー/『ナルニア国物語』シリーズ
8位:荻野千尋/『千と千尋の神隠し』
9位:アーサー/『王さまの剣』
10位:ジェームス/『ジャイアント・ピーチ』

(文:Masami Shimura/London)

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