世界揺るがしたロシア原子力潜水艦事故の事実に迫る『潜水艦クルスクの生存者たち』4月8日順次公開

#トマス・ヴィンターベア#映画#潜水艦クルスクの生存者たち#ロシア

『潜水艦クルスクの生存者たち』
(C)2018 EUROPACORP

潜水艦クルスクに運命を翻弄された名もなき男たちの実話を描いた映画『KURSK』(原題)が、『潜水艦クルスクの生存者たち』の邦題で4月8日より全国順次公開する。今回はポスタービジュアルが解禁された。

・その日、世界が変わった…ロシア政府全面協力のもと人類史上最悪の原発事故を映像化!

世界を揺るがした原子力潜水艦事故の驚愕の実話とは?

本作は、2000年にロシアで実際に起きた未曾有の原子力潜水艦事故を映画化したヒューマンドラマ。監督は、アカデミー賞国際長編映画賞を受賞したトマス・ヴィンターベア。

乗艦員118名を乗せた原子力潜水艦クルスクは軍事演習のため出航するのだが、艦内の魚雷が突然暴発、凄まじい炎が艦内を駆けめぐる。次々と命を落とす惨状に直面したミハイルは、爆発が起きた区画の封鎖を指示し、部下と安全な艦尾へ退避を始めるが、艦体は北極海の海底まで沈没し、わずか23名だけが生き残った。海中の異変を察知した英国の海軍准将デイビッドは救援を表明するが、ロシア政府は沈没事故の原因は他国船との衝突にあると主張し、軍事機密であるクルスクには近寄らせようとしない。乗組員の命よりも国家の威信を優先する政府の態度に、ターニャたち家族は怒りを露わに抗議する。酸素が徐々に尽きていく中、果たして愛する家族のもとへ帰る事はできるのだろうか…、というストーリーが展開される。

主人公の司令官ミハイルに扮したのは、『リリーのすべて』(15年)や『レッド・スパロー』(18年)で人気上昇中のマティアス・スーナールツ。妻ターニャ役には、『007』シリーズのボンドガールで有名となったレア・セドゥ。自身も出産を経験した直後、初の母親役に挑んだ。人命救助に奔走する英艦隊の准将デイビッドには、アカデミー賞主演男優賞受賞俳優『英国王のスピーチ』(10年)のコリン・ファースと豪華俳優が結集した。

解禁されたポスタービジュアルは、夕日に輝く1隻の潜水艦を舞台に、乗務員の仲間たちと共に海底から地上へ戻ろうとするミハイル、愛する夫の無事を願うターニャと息子、そして国籍を超えて人命救助に臨むデイビッド、それぞれの力強い眼差しが映し出されている。「残されたのは、わずかな酸素と希望だけ──」というキャッチコピーが示しているように、海底に沈み酸素が薄くなった極限状態の中で、何とか希望を見出し、愛する人のもとへ帰ろうとする主人公ミハエルの必死な思いが伝わってくる。今後の続報にも注目だ。

『潜水艦クルスクの生存者たち』は4月8日より全国順次公開。