ベテラン俳優の大和田伸也が65歳にして初めて映画監督に挑戦した『恐竜を掘ろう』。この作品の完成披露舞台挨拶が3月13日にスペースFS汐留で行われ、大和田のほか、松方弘樹、内山理名、入江甚儀、小野花梨が登壇した。
同作は、松方演じる孤独な美術店店主の草介のもとに、「生きてますか」とひと言だけ書かれた手紙が届き、手紙に導かれるかのように、差出人である少女の行方を追ったことから始まるヒューマンドラマ。
「映画監督になるのが子どもの頃からの夢でした」と語る大和田は、「生まれ故郷である福井県の自治体や同級生を中心とした多くの地元の方々の協力により、65歳にしてついに夢を実現することができました。それぞれの世代の方々に見ていただき、温かい気持ちになってほしいです」と挨拶。
「これまで150本以上の作品に出演してきたが、今回のような役を演じるのは初めて」と話す松方は、「実は脚本を読む前、監督から手紙をいただいたんです。そこには監督のこの映画にかける熱い思いが綴られており、アニキと一緒にやりたいと。女性からはもらったことがあるけど、男性からラブレターをもらったのは初めてでした」と明かし笑いを誘った。
また内山は、大和田監督の故郷である福井県での約1ヵ月に渡る撮影を振り返り「福井県のいろいろな場所で撮影したのですが、どこに行っても地元の方々に本当に温かく迎えていただきました。撮影のお昼休みには地元のお母さん方が郷土料理をふるまってくださり、とても美味しかったです」と話すと、「大和田さんという尊敬する役者さんに演技指導してもらえて大変貴重な体験でした。この映画をみて温かい気持ちになってほしいです」とアピールしていた。
『恐竜を掘ろう』は福井にて先行上映中。3月30日より全国公開となる。
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