堤真一が映画史上、最強にダメダメな主人公を演じていることも話題の『俺はまだ本気出してないだけ』。この映画の主題歌が、大阪発の4人組ガールズバンド「SCANDAL」の新曲「会わないつもりの、元気でね」に決まったことが発表された。
同作は、堤扮する42歳でバツイチ子持ちの大黒シズオが、「本当の自分を探す」と勢いで会社を辞めるも朝からゲームばかり。父親には毎日怒鳴られ、高校生の娘に借金し、バイト先ではミスを連発した挙げ句、ある日突然「とうとう見つけちゃった。俺、マンガ家になるわ」と宣言するというストーリー。
原作は「このマンガがすごい!2009」にランキングされたマンガ家・青野春秋のデビュー作。監督・脚本をつとめるのは、『勇者ヨシヒコと悪霊の鍵』『コドモ警察』『HK/変態仮面』などの作品を手がけ、今、最も多忙なクリエイターの1人である福田雄一。
その福田は、今回、SCANDALに主題歌をお願いした理由について「僕の作品は大概がくだらないもなので、エンディングは女性の元気な声で浄化してもらいたくて。今回はやや大人向けのくだらなさなので、より元気な声が欲しかった。僕がテレビで歌番組の構成をしていて、かなり前からSCANDALを知っていて、とても好きで、今回はSCANDALだ!と思いました」と説明。
一方、SCANDALのヴォーカル・HARUNAは「今回、主題歌をつとめさせていただくことができて、すごく光栄です。主人公は中年男性ですが、年齢性別関係なく勇気を貰える作品だと思います。なので私たちもあえて作品のテーマに寄せすぎないよう、等身大の新曲を作りました。SCANDALにとっても節目となる大きなライブを終えてからのリリースなのでとても気合の入った“本気”曲になっています。映画と共に多くの人に愛される作品になって欲しいです」とのコメントを寄せている。
『俺はまだ本気出してないだけ』は6月15日より全国公開となる。
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