女優の森田望智が2月19日、都内で実施された映画『さがす』の舞台挨拶に片山慎三監督、内田英治監督と共に出席。『全裸監督』に出演時を振り返り、当時やり取りしていた片山・内田両監督への感謝を語った。
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森田望智『全裸監督』助監督の片山慎三監督に信頼感「親身に相談に乗ってくれて、よくアドバイスをもらいに行っていました」
本作は、片山慎三監督の最新作にして、佐藤二朗主演作。指名手配犯を見たと告げた翌日、忽然と姿を消した父と必死に父を捜す娘の姿を描く。指名手配中の連続殺人犯・山内照巳に清水尋也、自殺志願者・ムクドリ役で森田が出演する。
この日登壇した3人は、内田監督が演出、片山監督が助監督、森田がヒロイン・佐原恵美(黒木香)として出演したNetflixドラマ『全裸監督』でやり取りした仲。森田は『全裸監督』での助監督としての片山監督について「この役はどうすればいいか? どんな映画を見たらいいか? など親身に相談に乗ってくれて、よくアドバイスをもらいに行っていました」と全幅の信頼を寄せ、内田監督については「『全裸監督』のオーディションで内田監督に見つけてもらえなければ私はここにはいませんでした」と感謝しきりだった。
死に場所を探す女性・ムクドリを演じた森田。「自分とはかけ離れているという点で、ムクドリも黒木香も自分からキャラクターに寄せなければいけなかった」とアプローチ法を明かし「個性的な喋り方など片山監督のこだわりを活かしつつ、喋りは寄せるけれどモノマネにならず、演じる上では心が伴っていなければいけない。その点が難しかった」と演じる上での心境を解説。一方、劇中の森田について内田監督は「ムクドリが登場する海辺のシーンから期待してしまうというか、何をしでかすキャラなのかとドキドキした。サスペンス性という点では黒木香よりもムクドリの方が面白い」と太鼓判を押していた。
片山監督はムクドリというキャラクターを生み出すうえで、森田の類まれなる存在感も大きかったという。「当初は暗くてボソボソ喋るようなキャラクターをイメージしていたけれど、森田さんに決まったときに“どうすれば面白くなるだろうか?”と考え、森田さんが演じることで別の意味も持たせたいと思った」とインスピレーションを刺激された様子。
森田は「準備稿とは違い、決定稿の段階でムクドリの言葉使いも変わって、口が悪くなった」とキャラ変に驚いたようだが「単なる嫌な奴にするのではなく、心を持った一人の人間だと思ってムクドリを演じていきました」とこだわりを打ち明けた。
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