コールセンター、高校教師、大学生、ポルノ女優…現代のパリを生きる若者たち
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ジャック・オディアール×セリーヌ・シアマ『パリ13区』
2021年カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品、ジャック・オディアール監督×セリーヌ・シアマ脚本の話題作『パリ13区』が4月22日に公開される。このたびメインビジュアルが公開された。
・誰も知らなかった新しいパリの魅力! 巨匠オディアールが描く若者たちの恋愛模様
デザインを手掛けたのは、『ミッドサマー』『パターソン』『ちょっと思い出しただけ』のビジュアルを担当したデザイナーの大島依提亜。
「つながるのは簡単なのに愛し合うのはむずかしい」というコピーと共に、屋上に寝転びながら互いに視線を交わす2人は、コールセンターで働くエミリーと高校教師のカミーユ。背景には、さまざまな 文化や人種が混ざり合い、再開発が進むパリ13 区の街並みが開けている。
監督のジャック・オディアールは、世界中の映画祭で数々の賞を受賞し話題を呼んだ西部劇ロード・ムービーの前作『ゴールデン・リバー』に続くこの新作を手掛けることとなった動機について次のように語る。
「『ゴールデン・リバー』を撮ったあとは、自然とその真逆の都会の物語を自然と考えるようになりました。都市で暮らす登場人物、パリ13区という区域、色彩はなく、アクションはほとんどない物語を」
70歳鬼才ジャック・オディアールの洗練されたモノクロ映像
本作品は、今年70歳を迎える鬼才ジャック・オディアールが監督と、『燃ゆる女の肖像』で一躍世界のトップ監督となった現在43歳のセリーヌ・シアマと共同で脚本を手がけた“新しいパリ”の愛の物語。
舞台となるパリ13区は、高層住宅が連なり多文化で活気に満ちた現代のパリを象徴するエリア。コールセンターで働くエミリーと高校教師のカミーユ、32歳で大学に復学したノラ、そしてポルノ女優のアンバー・スウィートという若者たちが織りなす不器用で愛おしい恋愛模様が描かれる。
原作は、今最注目の北米のグラフィック・ノベリスト、エイドリアン・トミネの 3 つの短編。『モード家の一夜』や『マンハッタン』にオマージュを捧げながら、洗練されたモノクロームで映し出す、誰も見たことのなかったパリがここにある。
『パリ13区』は、4月22日に公開される。
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