『X-MEN』シリーズのなかでも絶大な人気を誇るウルヴァリンを主人公にしたスピンオフ映画『ウルヴァリン:SAMURAI』。この作品でウルヴァリンの恋人役に抜てきされたTAOとヒュー・ジャックマン扮するウルヴァリンとの2ショット写真が世界に先駆け初披露された。
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日本を舞台にした本作は、ハリウッドが未だかつてない本格的な日本ロケを敢行したことでも話題の作品。逃れられない宿命を背負う2人の切ないラブストーリーは、ウルヴァリンの内なる葛藤を掘り下げ、心揺さぶるエモーショナルなドラマへと発展していく。
TAOは、ラルフローレンやエンポリオアルマーニなど、錚々たるワールドキャンペーン広告や雑誌に登場する日本を代表するトップモデル。もともと女優業には興味がなかったそうだが、ジャックマンの大ファンということもあってヒロイン役のオーディションに参加。見事大役を射止めた。
TAOが演じるのはマリコ役。「マリコは日本一裕福な家庭で育った特別な女の子です。おそらく幼少期は普通の子どもとして過ごせなかっただろうし、今も他人に心を開くことができない。その普通とは違う人生を送ってきたということがローガンとの共通点だと思います。ふたりが共鳴し合う部分ですよね」と役柄について説明すると、共演のジャックマンについては「5ヵ月くらい一緒に仕事をさせていただいたわけですが、『この人、本当に欠点がないのかな?』と思ってしまうほど完璧な人でした」と絶賛。
「ヒュー自身が新人だった頃の経験を思い出しながら、自分はこんな感じだったよってアドバイスしてくれるので、とてもありがたかったです。現場ではとてもストイックなんですけど、疲れたとかグチをこぼしているのを見たことがありません。つらいことも楽しんでやっている姿勢には頭が下がりましたね」と続けた。
さらに、「ヒューが共演相手じゃなかったら、演技をするという新しいステップは踏めなかったと思います」とハリウッド映画に初挑戦した感想を述べると、ジェームズ・マンゴールド監督からは「これまで自分にとってマリコはただのヒロインという感じで、あまり面白さを感じていなかった。TAOに会って初めてマリコのキャラクターが意味を持った」と言われたことを振り返り、「この言葉は嬉しかったです。1つひとつの出会いに運命のようなものを感じます」とコメントしている。
『ウルヴァリン:SAMURAI』は9月13日よりTOHOシネマズ日劇ほかにて全国公開となる。
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