日本の教科書は2006年から“愛国心”盛り込んでいる?『教育と愛国』予告編

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(C)2022 映画「教育と愛国」製作委員会 

日本の学校の教科書にフォーカスを当てたドキュメンタリー映画『教育と愛国』の予告編が解禁された。

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話題のドキュメンタリー番組の追加取材と再構成を敢行

同作は、2017年にMBSで放送され、2017年度ギャラクシー賞・大賞を受賞した番組『映像‘17 教育と愛国~教科書でいま何が起きているのか』の劇場版。追加取材と再構成を敢行し、語りは俳優・井浦新が担当する。

2006年に第一次安倍政権下で教育基本法が改正され、「愛国心」が戦後初めて盛り込まれた。以降「教育改革」「教育再生」の名のもとに、目に見えない力を増していく教科書検定制度。「日本軍」慰安婦や沖縄戦を記述する教科書を採択した学校に押し寄せる大量の抗議ハガキ。政治介入ともいえる状況の中で繰り広げられる出版社と執筆者の攻防は現在も続く…、という内容が展開される。

大阪・毎日放送で20年以上にわたって教育現場を取材してきた斉加尚代ディレクターが最新の教育事情を取材。歴史の記述をきっかけに倒産に追い込まれた大手教科書出版社の元編集者や、保守系の政治家が薦める教科書の執筆者などへインタビュー。その他、新しく採用が始まった教科書を使う学校や、慰安婦問題など加害の歴史を教える教師や研究する大学教授へのバッシング、さらには日本学術会議任命拒否問題などに迫り、「教育と政治」の関係を見つめ直す。

『教育と愛国』は5月13日よりシネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺他にて公開。5月14日より全国順次公開。