松重豊、『ツユクサ』小林聡美を語る
小林聡美主演の“大人のおとぎ話”映画『ツユクサ』が、4月29日に公開される。このたび、主人公・五十嵐芙美を演じた小林聡美について、共演した松重豊と平山秀幸監督が語った。
・小林聡美、穏やかな日常のなかにみつける「ファンタジーがあって、恋愛もあって…」
連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』でいぶし銀の殺陣で憧れの眼差しを集める虚無蔵役が話題となっている松重にとっても、小林は憧れの存在のようだ。
「聞いてみたかったことをお伺いしたり何気ない会話が、僕にとってはワクワクする。小林聡美さんは、どんなことに感動するんだろう、どんなものが好きなんだろう、そういう話をするなかで、(小林聡美のデビュー作)『転校生』を見たときの感覚も思い出したりして。ああ、僕は今、あの小林聡美さんと時間を過ごしているんだ、と思ったら、や っぱりワクワクしますよね、トキメキますよね」
平山監督は「僕の世代だと『転校生』のイメージが強いですが、今の人たちにはスローライフ的なイメージを抱かれるキャラクターなのかな。力まずに撮るというフォームとスローライフが重なったのかもしれない」と、本作品のコンセプトと、『かもめ食堂』など小林の持つイメージがちょうど重なったと語る。
「小林さんは歳を重ねても永遠の少女なんですね(笑)。(構想を開始した)10年前も今も、僕が描いていた芙美像は全く変わりません。今、このタイミングだったことで、小林さんと芙美が重なったと思っています」
もう新しいことは何もないと思っていても出会う、“小さな奇跡”
本作品は、大人の人生にそっと寄り添い、何気ない日常にも奇跡があふれていることを気づかせてくれるヒューマンドラマ。
とある小さな田舎町で暮らす芙美は、気の合う職場の友人たちとほっこり時間を過ごしたり、うんと年の離れた親友の少年と遊びに出かけたり、ある日、隕石に遭遇するというあり得ない出来事を経験したりと、日々の生活を楽しく送る。そこにときおり芙美の哀しみが見え隠れする。彼女がひとりで暮らしていることには理由があって、その理由には“ある哀しみ”が。そんな芙美に、草笛をきっかけにした男性との出会い、恋の予感が訪れる……。
『ツユクサ』は、4月29日に公開される。
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