内田樹、ポランスキーの中にユダヤ狩りのトラウマを見た!
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『オフィサー・アンド・スパイ』新場面写真
歴史的冤罪事件・ドレフュス事件をロマン・ポランスキー監督で映画化した『オフィサー・アンド・スパイ』が、6月3日より全国公開される。ドレフュスを救った作家エミール・ゾラの誕生日にあたる4月2日、新たな場面写真が公開され、内田樹がコメントを寄せた。
・名匠ポランスキー監督の最新作は19世紀末のフランスを舞台とした歴史サスペンス
新場面写真では、ゾラの公開文書が掲載されたオーロール紙を、世紀のスキャンダルだと言わんばかりに売り子が力強く訴える様子や、アンドレ・マルコン演じるエミール・ゾラと、メルヴィル・プポー演じるラボリ弁護士の2ショットをはじめ、スパイ容疑で終身刑となったドレフュスの無実を晴らす逆転劇の展開が気になる場面が描かれている。
また、本作品の日本語字幕監修を務め、反ユダヤ主義関連の研究でも知られる内田樹が次のようにコメントした。
「ポランスキーは大戦中のフランスで、ユダヤ人狩りから逃げ回るという痛ましい少年時代を過ごした。彼はそのトラウマからついに自由になれなかった。彼の映画に”底知れず邪悪なものへ”の恐怖が伏流しているのはそのせいだと思う。この映画も例外ではない」
国家を揺るがす隠蔽スキャンダル
本作品の舞台は、1894年フランス。ユダヤ系の陸軍大尉ドレフュスが、ドイツに軍事機密を流したスパイ容疑で終身刑を宣告される。ところが新たに情報局長に任命されたピカール中佐は、ドレフュスの無実を示す衝撃的な証拠を発見。上官に対処を迫るが、国家的なスキャンダルを恐れ、隠蔽をもくろむ上層部に左遷を命じられてしまう。全て失ってもなおドレフュスの再審を願うピカールは、己の信念に従い、作家のゾラらに支援を求める。しかし行く手には腐敗した権力や反ユダヤ勢力との過酷な闘いが待ち受けていた……。
『オフィサー・アンド・スパイ』は、6月3日より全国公開される。
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