今年の洋画最大のヒットに向け、『レッドクリフ』が好調な滑り出し

11月1日より全国545館で公開となった『レッドクリフ』が、週末3日間の興行収入で初登場1位となるなど、好調な滑り出しとなった。

『レッドクリフ』は、中国の英雄伝「三国志」を映画化した歴史大作。『フェイス/オフ』『M:I-2』のジョン・ウー監督がメガホンを取り、トニー・レオン、金城武といったアジアのスーパースターが集結する話題作。今年5月にカンヌ国際映画祭で10分ほどの映像がお披露目され、監督とキャストが現地で記者会見を開いたのを皮切りに宣伝がスタートした。

日本では、8月に監督ほかトニー・レオン、金城武らが来日し記者会見を開いたほか、先日幕を閉じた東京国際映画祭でも、監督・キャスト総勢12人が来日し、オープニングセレモニーを彩った。ほか、多数のテレビCMがオンエアされるなど、力の入った宣伝も注目を浴びていた。

また、7月より公開が始まった中国では、『タイタニック』の4400万ドルを上回る興行収入4600万ドルを突破。歴代最高記録を打ち立てるなど、アジアでは軒並み大ヒットを記録。アジア最後の公開となった日本での興行の行方にも注目が集まっていた。

その週末3日間は各地の劇場で満席が続出。観客動員82万5064人、興行収入9億6179万円という大ヒットスタートとなった。これは、これまで日本で1番ヒットしたアジア映画の『HERO』(最終興収40億円)対比123%、今年公開の洋画で最大のヒット作となっている『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(興収57億円)対比102%という数字で、どこまで『インディ・ジョーンズ』に迫れるかにも注目が集まっている。

(写真上:『レッドクリフ Part1』より。(C) 2008 Three Kingdoms Ltd. (C) Bai Xiaoyan/写真下:東京国際映画祭オープニングセレモニーより。左からチャン・チェン、金城武、ジョン・ウー監督、トニー・レオン)

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