女優の南沙良主演、大西流星(なにわ男子)、桜井ユキ、玉木宏共演の映画『この子は邪悪』が、世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるポルト国際映画祭で審査員スペシャルメンションを授与されたことが分かった。
・南沙良が主演、大西流星(なにわ男子)共演で描く不思議な家族の世界観
片岡翔監督「途中何度も挫けそうになることがあったけれども…」受賞に感無量
本作は、オリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM2017」の準グランプリ作品を映画化。過去の事故により心に深い傷を負った心理療法室の院長娘と、母の心神喪失の原因を探る青年が出会い、次第に恐ろしい出来事へと巻き込まれていく様を描く。
今回の一報を受け、本作の監督・脚本を務めた片岡翔は「この作品は脚本に3年かけ、完成までに4年の月日がかかりました。途中何度も挫けそうになることがあったけれども、すばらしいスタッフとキャストに恵まれてでき上がった作品です。ポルト国際映画祭で上映させて頂き、そのうえ素敵な賞まで頂き本当に幸せなことだと思っています」と喜びのコメントを寄せた。また「このような時期でなければ、ぜひ現地に行って自分の映画を見たかったと残念に思いますが、これを機にまた新たな作品でポルト国際映画祭に参加できたら嬉しいです」と次回作への意欲をのぞかせた。
1980年に始まったポルト国際映画祭は、ファンタジーとポルトを合わせた造語“ファンタスポルト”の愛称で親しまれ、シッチェス・カタロニア国際映画祭やブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭と並び、世界三大ファンタスティック映画祭の1つに数えられる。ファンタジーやホラー、SFなどのジャンル映画に特化し、過去には『セブン』(96年)、『キューブ』(99年)、『パンズ・ラビリンス』(07年)など数々の名作を輩出。近年ではTSUTAYA CREATORS’ PROGRAM作品の『ゴーストマスター』(20年)が、昨年度は『樹海村』(21年)が最優秀作品賞を獲得。本年度も多数の邦画作品がノミネートされる中、『この子は邪悪』が審査員スペシャルメンションを授与された。
『この子は邪悪』は2022年に全国公開。
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