松山ケンイチと小雪が初共演作の会見に出席。互いの第一印象は?

『カムイ外伝』製作報告会見にて。左から伊藤英明、松山ケンイチ、小雪
『カムイ外伝』製作報告会見にて。左から伊藤英明、松山ケンイチ、小雪
『カムイ外伝』製作報告会見にて。左から伊藤英明、松山ケンイチ、小雪
松山ケンイチ
伊藤英明
左から崔洋一監督、伊藤英明、松山ケンイチ、小雪、小林薫

漫画家・白土三平の歴史傑作を崔洋一監督、宮藤官九郎の脚本で映画化した『カムイ外伝』。真の自由を求めて村を飛び出した忍者カムイの過酷な旅を描いたこの作品の製作報告会見が、5月7日、東京・有楽町の帝国ホテルで行われ、主演の松山ケンイチをはじめ、キャストの小雪、伊藤英明、小林薫、そして崔監督らが出席し、映画への熱い思いや撮影エピソードなどについて語った。

2007年の11月にクランクインし、08年の10月にクランクアップ。京都、千葉、兵庫、滋賀など日本全国で撮影され、オープンセットが組まれた沖縄では真夏の撮影が敢行された。忍者カムイを演じた松山にとっては初の本格アクションで、「一度、ケガをして(撮影を)中断してしまい悩んだりもしました。過酷な状況でしたが、自分なりに最高のお芝居ができたと思います」と、苦労とその成果を語っていた。

現在、交際が噂されている松山と小雪だが、本作が初共演で、アクショントレーニングの最中に初顔合わせとなったという。「僕は体がカタいのですが、丁度ストレッチしていたときに彼女(小雪)が入ってきて、『体、カタッ!(硬い)』と言われて。ストレートな方だな」と苦笑いする松山。一方、小雪も、「体が硬いというのが第一印象(笑)。シャイな方なので、最初はあまりお話をされなかったですよね。肉体的にも精神的にも大変で、アクシンデントが続いたりして本人もナーバスになっていたんですけど。でも、みんなが情熱をかけて作った作品なので、最終的には前向きに臨んでましたね。彼の良さは不器用なところなのですが、(第一印象からは)とても印象が変わりました」と、隣の松山を優しい笑顔で見つめながら、深い理解を示していた。

10日の母の日にちなみ、過酷な撮影の悩みを母親に相談したかという質問も。松山は、「母親に相談することはないけれど、ダメ出しはされます。DVDを一緒に見ていると、カットごとにダメ出しされてヘコみました……(笑)」とのこと。母の日のプレゼントは購入済みのようだが、「しゃべるとバレちゃうので、(何を買ったかは)言いません」と照れた様子で話していた。「沖縄の夏は暑くて、肉体的には自信があったんだけど俺ダメかも……と思ったりしたことも。でも小さい頃にやった忍者ごっこを思い出して、あぁこれはリアル忍者ごっこなんだと自分に言い聞かせてだましだましやりました」という伊藤。そんな過酷な撮影についての相談は、母親に心配をかけてしまうのでしないというが、連絡はよくとっていると話していた。

初の忍者役でお気に入りの“ワザ”ができたかという質問には、「カムイのワザは、今やると、敵・味方共にケガをするので絶対にやらないでください」と答えた松山。だが、忍者のすごさや日本人が本来持っていた体の使い方には感嘆させられることも多かったようで、「これからもトレーニングをやっていきたいと思っています。腰が丈夫になるので、今の人たちにも良いかも」と語っていた。松山と同じく元忍者を演じた小雪も、「忍者の動きができるようになったら、いろんなことに役立つと思います」と笑顔で話していた。

『カムイ外伝』は9月19日から全国公開される。

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