知られざる感動の実話…プロ目指しフィリピンに渡った義足のボクサー
『義足のボクサー GENSAN PUNCH』新場面写真公開
プロボクシングライセンスが取得できない日本からフィリピンへと渡った“義足のボクサー”の実話を映画化した『義足のボクサー GENSAN PUNCH』が、5月27日沖縄、6月3日TOHOシネマズ日比谷で先行公開、6月10日に全国公開される。このたび、新しい場面写真が4点公開された。
このたび公開された場面写真は、真摯なまなざしで夢に向かって突き進む義足のボクサー・尚生の4つの場面をとらえている。
ライセンス申請却下の通知を見つめる表情からは、日本で夢を絶たれた痛切な思いが滲む。初めてフィリピンのジムに足を踏み入れた場面をとらえた1枚は、一転して新たな挑戦への希望に満ち、スパーリング中に相手を見据える瞳から夢を諦めない力強さを感じる。リングに立ち、対戦相手と拳を合わせる尚生の姿は、義足でありながら、一人のボクサーとして特別なことなど何もないと体現する。
並々ならぬ熱意で映画化を実現した尚玄と、夢を諦めずにフィリピンへ渡った主人公・尚生の人生の重なりが、演技にさらなる深みを持たせている。
8年掛かりで映画化した実話ベースの物語
本作品は、義足のため日本でプロボクシングライセンスが取得できず、夢を叶えるためフィリピンへと渡った男の実話に基づく物語。フィリピンでは、毎試合前にメディカルチェックを受け、アマチュア戦で3戦全勝すれば義足であってもプロライセンスが取得できる。
映画化に挑んだのは、沖縄出身の国際派俳優・尚玄だ。自ら主演し、製作にも名を連ねた尚玄は、構想から約8年間もの歳月を費やして実現した。プロデューサーの山下貴裕と共に数年にわたり東奔西走し、フィリピンの名匠ブリランテ・メンドーサとのタッグを実現させた。
脚本は渡されず、当日セリフが教えられるという異色の演出方法の現場で、プロボクサーとの試合シーンにも全力で挑み、コロナ禍で撮影が一年以上中断になった際もストイックに体型を維持、尚生を体現した。
『義足のボクサー GENSAN PUNCH』は、5月27日沖縄、6月3日TOHOシネマズ日比谷で先行公開、6月10日に全国公開される。
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