渡辺謙がハリウッド版『ゴジラ』を絶賛!「恐怖がせめぎあっている」

『GODZILLA』のディザーポスター・ビジュアル
『GODZILLA』のディザーポスター・ビジュアル

世界中に名をとどろかせる怪獣映画の傑作『ゴジラ』を最新技術で描いたハリウッド版『GODZILLA』の公開日が、2014年7月25日に決定。ディザーポスターのビジュアルも解禁された。

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本作は、『インセプション』『ダークナイト』『パシフィック・リム』など最新のVFXを駆使したヒット作を量産しているレジェンダリー・ピクチャーズが手がける作品で、新進気鋭のギャレス・エドワーズが監督。渡辺謙が主要キャラクターを演じ、1954年のオリジナル版の主演をつとめた宝田明の出演も見どころのひとつ。

今回の起用について渡辺は「ゴジラがハリウッドで映画化されることに対して、『え? いま、ゴジラ?』と思う人もいるかもしれません。でも、それを凌駕して余りあるだけのエネルギーが脚本にありました。だから喜んで参加させていただきました」とコメント。作品については「僕ら日本人はゴジラの“本家”だと思っています。その“本家”の気持ちを、(監督の)ギャレスはちゃんと理解してくれていて、それを壊すのではなく踏襲してくれています。さらに、いま起こっている問題もきちっと織り込んである素晴らしい脚本でした。ゴジラという、生物に対しての興味と、現実社会のなかで起こりうる恐怖がせめぎあっている。日本の今日的な苦悩みたいなものがうまく織り込まれている気がします」と絶賛。

エドワーズ監督については「初めてギャレスを紹介されたとき『クリストファー・ノーランの再来だよ』と言っていました。全然(ノーランとは)タイプが違うんですけど、ギャレスも素晴らしいヴィジョンを持っているし、根っこの『これをやりたい』と思った心意気みたいなものは揺るがない監督でした」と、その才能を高く評価した。

一方、エドワーズ監督も「渡辺謙は特別で、彼のような役者は滅多にいない。本当にすばらしい。彼は抑えた芝居で最大のものを表現している。現場ではみな彼に魅了され、尊敬していた」と渡辺を絶賛。さらに「ゴジラのビジュアルは何ヵ月もかけて作ったもの。関わった全員が、このゴジラに満足してくれているよ。まだ詳しくは伝えられないけど、日本の皆にも楽しみにしていてほしい」と、その全貌について期待をもたせた。

また、本日公開された映画公式サイト(http://www.godzilla-movie.jp)では、今まで謎のベールに包まれていた映像も公開されており、初代『ゴジラ』を彷彿とさせるフォルム、雄叫びがチェックできる。

1954年に『ゴジラ』が公開されてから60周年となる2014年は、その他にもゴジラにまつわる企画が続々。ゴジラ映画の歴史のなかで初めてとなるオリジナルリマスター版『ゴジラ』が6月7日から約80館という規模でリバイバル上映されるほか、3月からは日本映画専門チャンネルでゴジラ30作品を完全放送。3月8日からは神保町シアターでゴジラ映画28本を一挙上映する「ゴジラ映画総進撃」が開催される。

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