どんなスパイ映画よりもスリリング! ロシア政府の暗部に切り込むドキュメンタリー
本年度サンダンス映画祭にて観客賞とフェスティバル・フェイバリット賞の2部門を受賞したドキュメンタリー『ナワリヌイ』が、6月17日より緊急ロードショーとなる。これに先がけて本作の予告編が解禁された。
・アメリカが最も恐れた男・プーチン 謙虚だった青年はなぜ“残酷な独裁者”になったのか?
ロシアの弁護士で政治活動家のアレクセイ・ナワリヌイは、インターネット上でのプーチン政権への批判で国内外の注目を集め、若者を中心とした反体制派から熱烈な支持を寄せられるカリスマだ。政権の最大の敵となった彼は、不当な逮捕を繰り返され、徐々に見えない巨大な力に追い詰められてゆく。
そして2020年8月、彼は移動中の飛行機内で毒物によって昏睡状態に陥った。機体は緊急着陸し、搬送された病院でもナワリヌイは意識不明となっていたが、やがて病院側の反対を振り切ってドイツの病院へ移送され、そこで奇跡的に回復を遂げた。
様々な憶測が飛び交う中、体調が戻り始めた彼は、自ら調査チームを結成。自分に毒を盛ったのは一体何者なのか? 暗殺未遂事件の影に潜む勢力を、信じられない手法を用いて暴いていくのだった…。
解禁となった予告編では、ナワリヌイが独自調査で辿り着いたロシアの政府関係者に自ら電話をかけ、危険を顧みず正体を明かしたうえで「なぜ私を殺そうと?」と問いただす。まるでスパイ映画のワンシーンかのような衝撃的な場面で幕が開ける。
ニュース映像とインタビュー映像を織り交ぜながら、彼がこれまでいかにして反体制派のリーダーとして支持を集め、政府にとってその名前を出すことがタブー視されるほどの脅威となっていったのかが語られていく。
平和と自由を求め戦争反対デモに参加する市民、打倒プーチンを掲げ団結を呼びかけるナワリヌイの力強い演説、毒物によって瀕死の状態に陥り緊急搬送された実際の速報映像などスリリングな場面が切り取られ、最後に彼がロシア国民に「諦めるな」という力強いメッセージを投げかける。
『ナワリヌイ』は6月17日より劇場公開される。
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