あの下品なダンスをやめさせろ 女性を興奮させ、保守派を激怒させた伝説的スーパースターの死の謎に迫る

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『エルヴィス』
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『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が描くエルヴィス・プレスリー

バズ・ラーマン監督がエルヴィス・プレスリーの物語を映画化した『エルヴィス』が、7月1日より劇場公開される。これに先駆けて本作のポスタービジュアルが解禁された。

・“キング・オブ・ロックンロール”の圧巻ライブ! ロックを創った男の生き様とは!?

人気絶頂で謎の死を遂げたスーパースター、エルヴィス・プレスリー。彼がいなければ、ビートルズもクイーンも存在しなかった。彼が禁断の音楽“ロック”を生んだライブから世界は一変した。「監獄ロック」ほか誰もが知る数々の曲に乗せ、センセーショナルなパフォーマンスで若者に熱狂的に愛された一方、中傷の的になり警察の監視下に置かれたエルヴィスの真実を描く。彼を殺したのは誰なのか?

エルヴィス役に大抜擢されたのはオースティン・バトラー。圧倒的なパフォーマンス、歌唱、そして何気ない動作までが本人そのものだ。悪名高い強欲マネージャー、トム・パーカー役を演じるのは、2度のアカデミー賞受賞俳優トム・ハンクス。今回、スーパースターの伝説に隠された“危険な裏側”を感じさせる日本版予告編が解禁された。ロックを産み出し、多くのアーティストたちに多大な影響を与えた「世界で最も売れたソロアーティスト(ギネス認定)」プレスリー。だが、彼が頂点に立つまでには、知られざる険しい道のりがあった。

エルヴィスのセクシーなダンスと禁断の音楽“ロック”に、女性客は大興奮。小さなライブハウスから始まったその熱狂は瞬く間に全米に広がり、エルヴィスはスーパースターになっていく。しかし、若者に熱狂的に受け入れられた一方、まだ保守的な価値観の時代にブラックカルチャーをいち早く取り入れたパフォーマンスは非難の的にもなった。そして、保守的な大人たちからは「あの下品なダンスをやめさせろ」の声が……。

そんな中で行われた、故郷メンフィスのラスウッド・パークスタジアムで行われたライブ。警察はライブを監視し、強欲マネージャーのトム・パーカーは「指一本でも動かせば逮捕だ」とエルヴィスに釘を刺す。だが、エルヴィスの選択は、「誰に何を言われようと自分の心に従え」だった。

圧巻のパフォーマンスは、さらなる熱狂を生み、このライブは世界を一変させるほどの伝説になった。気掛かりなのは、熱狂の最中にパーカーが呟いた一言「どれだけの危険が待っているか、彼にはわかっていない…」。

42歳という若さでのエルヴィスの死は、いまなお謎に包まれている。パーカーが語る「“伝説”は、誰に殺されたのか―」「わたしだけが知っている」という言葉の裏に、その真相が隠されているのだろうか?

また、現在開催中の第75回カンヌ国際映画祭にて、本作がワールドプレミア上映される。主演のバトラー、ハンクス、ラーマン監督ら豪華『エルヴィス』チームが勢揃いし、ド派手にレッドカーペットに登場予定だ。『ムーラン・ルージュ』(01年)『華麗なるギャツビー』(13年)に続く、ラーマン監督の3度目となる新作お披露目は、今年のカンヌ映画祭の注目のひとつとなっている。

『エルヴィス』は7月1日より劇場公開される。