【アジアンビューティー】今やアジアは、トレンドやカルチャーの発信地として世界でも注目のスポット。元ヘアメイクの美容ライターが、気になるアジアのファッションリーダーのインスタグラムから魅力的なショットをピックアップしてご紹介します。今回は、中国出身でモデルやアートにかかわる活動を行っているシシ・シャンにフォーカス。ロンドン芸術大学で美術史を学んだ経験も持つ、多才なファッションアイコンです。
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これ以上は盛れない、滴りそうなツヤリップ
トップ画像は、中国北京発のブランド「SHUSHU/TONG」のコレクションに出演した際のヘアメイク。やはり目を引くのは、まるでフルーツタルトのゼラチンコーティングのような極上のツヤリップ。顔映りの良いオレンジリップにたっぷりとグロスを乗せて、ジューシーな唇に仕上げています。
SHUSHU/TONGは、女性らしさをコンセプトとしながらもどこかひねりの効いたデザインを得意とするブランド。フリルやリボンなど女性的なモチーフを使いながらも、常にエキセントリックな味付けの服を生み出して正統派に着地することはありません。男子ウケを狙うより自分らしさの表現の方がずっと大切! そんな声が聞こえてきそうなデザインの服を創り出しているブランドです。
アール・デコの旗手、エルテを彷彿とさせる1枚
どことなく人工的なシルエットで、まるで絵画のような芸術的な構図。中国版ハーパースバザーからのショットです。このショットでのシャンは、アール・デコを代表するロシア生まれのフランス人のデザイナー、エルテが製作したシルクスクリーンのよう。彼の代表作の一つ「グラマー」に描かれている女性を彷彿とさせます。そして、夭折のイラストレーター、ビアズリーが描いたオスカー・ワイルドのサロメの挿絵のようでもあります。長身のスリムなボディを活かした、ちょっと現実離れした世界観の1枚。
素顔が垣間見えるキュートなナチュラルショット
MIU MIUのレザーバッグと共に砂浜で。仕事の撮影なのかオフショットなのか詳細は不明ですが、このリラックスした表情は、まぎれもなく素の彼女の姿と思って間違いないでしょう。涼し気で上品な顔立ちゆえ撮影ではクールな佇まいを見せることが多い彼女ですが、インスタグラムで垣間見るプライベートショットの表情からは無邪気な少女のようなあどけなさが伝わってきます。わかりにくいですが、目頭と目尻に遊び心のあるブルーのアイラインが入っているので、撮影の合間の一コマかもしれません。
2013年からモデルの活動を始めたシャンですが、アートへの造詣が深いことから中国のギャラリーと提携した活動なども行っているよう。多くの有名メゾンのショーへの出演経験を持つモデルですが、アート方面の活躍にも期待したいところ。(文:羽野ハノン/ライター)
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