声の出演はカメオは継続
80年代に大ヒットを記録し、世代を超えて今も愛され続けている『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズで主演を務めたマイケル・J・フォックスが、俳優引退を決意した時の心境を語った。
・自らの闘病生活に基づくコメディで主演復帰したトップスター、マイケル・J・フォックス
フォックスは1991年、30歳の時にパーキンソン病と診断され、闘病しながら休養期間も挟んで俳優業を続けたが、2020年に引退を発表した。
先日、ポッドキャスト「Working It Out」に出演したフォックスは、病の症状によって記憶力が低下したことから、俳優業を退く決意をしたと語った。
「(TVシリーズ)『グッド・ワイフ』のスピンオフ、つまり『グッド・ファイト』をやっていた時、セリフが覚えられなくなりました。頭が真っ白になって、セリフが覚えられなくなったんです」
フォックスは映画『カジュアリティーズ』(89)に主演した当時を振り返り、「ブライアン・デ・パルマの映画では70ページものセリフがありました。膨大なコストがかかるステディカムの撮影が、私がセリフを覚えているかどうかにかあっていると理解していたけれど、冷汗ひとつかきませんでした」と話したが、それから20年以上経った『グッド・ワイフ』での撮影時は、1行のセリフを言うのもままならなかったという。
フォックスは2018年、同郷の友人であるキーファー・サザーランド主演のTVシリーズ『サバイバー:宿命の大統領』に、大統領陣営の弁護士役で出演したが、法律用語を多用するセリフに苦労したことが決断のきっかけになったという。
「意外だったのは、私がパニックを起こさなかったことです。動揺することなく、『まあ、そういうことだ。次に進もう。このプロセスの重要な要素はセリフを覚えることだが、私にはできない』と思ったんです」
ただ、現在は心境に変化が起きたようだ。
「セリフの多い役は引き受けません。できないからです」と、条件つきながらも演じる意欲は持ち続けている。「5ページ分のセリフは覚えられません。できないんです。それはできない」と言うが、現在も声の出演や、映画、TVへのカメオ出演は続けている。
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