日本愛溢れるカズンズ監督が「今こそ見てほしい」日本映画3作を語る!?

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映画『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅⾏』

「好きな俳優・女優は三船敏郎と香川京子」とも!

近代の傑作映画たちの制作背景や、その内容を紐解くイギリスのドキュメンタリー『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅⾏』が6月10日公開。この度、鑑賞前必⾒な⽇本映画愛に溢れるマーク・カズンズ監督の特別動画インタビューが公開された。

・映画作品2021年〜過去12年間の選りすぐり111本を紐解く!映画『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行』予告編

⽇本と約1万キロ離れたスコットランドに住むマーク・カズンズ監督。「とても離れた距離にいますが、⽇本の皆さんと映画愛を共有することができ、とても嬉しく思います」と感謝を述べた後、「これだけは見てほしい」という⽇本映画について、まず今村昌平監督の『にっぽん昆⾍記』をピックアップ。「叙事詩的で⽣命⼒に満ちたすばらしい映画で視覚的にも美しい作品」と絶賛した後、⼩津安⼆郎監督の『⻑屋紳⼠録』、塚本晋也監督の伝説的 80 年代の⾁体ホラー映画『鉄男』を「パンクな映画」として紹介した。好きな⽇本⼈⼥優と男優に関しては三船敏郎と⾹川京⼦の名前を挙げ「幸運にも東京でご本⼈に会えました」と明かしたほか、対談してみたい⽇本⼈監督や俳優について「⽥中絹代さん」と即答。監督としても活躍していた彼⼥の⼤ファンでもあり「彼⼥の名前を僕の腕に彫るくらい⼤好きです」と熱弁を振るっている。

世界の美しい映画館も紹介される本作品。「ぜひ訪れてみてほしい世界の映画ロケスポットや映画館はありますか?」という質問に対し、“新聞王”と⾔われる、カリフォルニアの W・R・ハーストの豪邸「ハースト・キャッスル」を勧めた。現在は観光地としても有名であるが、チャップリンやグレタ・ガルボなど「20〜40年代に知⼈の映画スターたちを招きその豪邸でパーティを開いていました」などその理由を述べ、当時のハリウッドが いかにロマンチックでいかに享楽的だったかを知ることのできる建物であることも伝えた。

最後に、これから映画を⾒る⽇本の観客へメッセージも。「フランス語で素敵な表現があります。“映画館は村の⼼臓である”すばらしい⾔葉でしょう?」と述べ、加えて全ての映画を「⼦どものように⽬を⾒開き⼼を開いて、先⼊観を持たずに⾒てほしいのです」「本作品も⼼を開いて見てくださることを願います」と本作品に込めた思いを語った。

映画『ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅⾏』は、6月10日より公開。

INTERVIEW