鹿児島で300年以上続く伝統の夏祭り「六月燈(ろくがつどう)」を舞台に、かたむきかけた老舗和菓子店のワケあり家族の再生と、商店街の生き残りにかける店主たちの人間模様を描いたハートフルコメディ『六月燈の三姉妹』。昨年11月の南九州先行公開では4ヵ月を超えるロングランヒットとなったこの映画が5月31日に公開となり、シネマート六本木で行われた初日舞台挨拶に吹石一恵、徳永えり、吉田羊、津田寛治、西田聖志郎が登壇した。
物語は、大型ショッピングセンターの進出により客足減少で赤字に苦しむ家族経営の和菓子店「とら屋」の家族を中心に展開。父母は既に離婚しており、長女は出戻り、次女は離婚調停中で三女は結婚直前に婚約破棄と、とんでもない状況にある。そうしたなか、東京から次女を追ってきた夫が加わり、和菓子店再建のために背水の陣が敷かれていく。
主演の三姉妹の次女・奈美江を演じた吹石は「いろんな役をやらせてもらっていますが、離婚調停中っていう役は初めて。重々しい大変な役かと思いましたが、現場では明るくて素敵なキャストのみなさんに囲まれました」とコメント。
三姉妹の三女・栄を演じる徳永は「こんなにたくさんお客様がいるなんてって感じです」と会場を見渡し、長女・静江に扮した吉田は「立ち見が出るとは思っていませんでした。1人当たり10人に宣伝していただいて『アナ雪』を超えたいです(笑)」と作品をアピールした。
また、奈美江という役柄について吹石は「役の上ではみなさん色々な問題を抱えていますが、役の上でですよ」と釘を刺すと、共感できる点や理想の夫婦像については「あっさりさっぱりばっさりしているところ。思っていることを言っちゃって、あとで怒られることも。結構ヘビーなセリフが多くて、やってるときは、弱っている津田さんを見てもっとやっちゃおうかなと思ったけど、出来上がりをみるとちょっと申し訳ないことをしたなと思いました」と苦笑い。理想の夫婦像については「自分の両親の在り方が憧れです」と語った。
一方、吹石扮する奈美江の夫を演じた津田は、吹石との共演について「徹が、なんで奈美江にこだわるのかっていうのは、奈美江自身の人柄もそうだけど、家族の雰囲気が好きだからなのかなと。見る人みんながこういった親戚が私にもあったらいいなって思える作品だと思います」と話していた。
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