大ヒット公開中の『アナと雪の女王』が驚異的な持久力をみせている。公開から12週目を迎えた先週末(5月31日土曜日、6月1日日曜日)も、興収7億5942万1150円、動員64万8239名で見事週末興行成績ランキング1位を獲得。前週に比べ興収が108%と驚異的な粘り腰を披露している。
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前週比108%アップという数字は、映画の日のサービスデーが重なり、観客動員に勢いを増したことも大きいだろう。とはいえ、5月30日には、7月9日から同作のオンデマンド配信が、7月16日からブルーレイやDVD(ディズニーの場合MovieNEX)といったパッケージが、それぞれ発売されることが発表されている。通常、パッケージの発売日が発表されると、発売を待ってからレンタルしたり買ったりすればいいと考える客が増え、劇場興行に響くものだが、それさえダメージにはならなかったようだ。
本作の強みは、ゴールデンウィークに上がったことを除けば、12週に渡って、まったく下がらない興行成績にある。すでに興行成績は212億3108万1650円に達し、累計動員も1673万3935名と、驚異的な数字だ。今後いったいどこまで記録を伸ばすのかが気になるところ。
ポイントとなりそうなのが、前述したオンデマンド配信やパッケージのリリース日。通常、劇場上映がほぼ終わった後に、今度はパッケージの販売となるものだが、今回は劇場がロングランとなったため、パッケージ販売と重なってくる。となると、一気に切り替えが進むと見られるが、仮にそれまでの間も興行成績が衰えず、『タイタニック』のもつ興収262億円にかなり近づいていたりすると、話は変わってくるかも知れない。
パッケージのリリースまで、あと約5〜6週半。『タイタニック』までの現在の差は約50億円。決して容易い道のりではないが、「可能性もなくはない」くらいには言えそうだ。
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