『彼女のいない部屋』ポスター、チラシ、場面写真
フランス映画界の名優で『さすらいの女神たち』など数々の監督作で知られるマチュー・アマルリックの最新作で、カンヌ国際映画祭カンヌ・プレミアに選ばれた『彼女のいない部屋』が、8月26日より全国公開される。このたび、日本版ポスター&チラシ、新しい場面写真が公開された。
日本版ポスター&チラシのデザインは、『君の名前で僕を呼んで』や『花束みたいな恋をした』など多くの話題作を手がけるクリエイティブディレクター/アートディレクターの石井勇一によるもの。
映画ポスターとしては珍しく“目を閉じた”ヴィッキー・クリープスの写真が全面に使用され、「なぜ? どこへ?」というキャッチコピー、数枚の真っ黑なポラロイドはミステリアスで、全貌の明かされぬ物語を想像させる。
チラシの裏面にはアマルリック監督から「彼女に何が起きたのか、映画を見る前の方々には明らかにしないでください」というメッセージも寄せられている。
あわせて公開された場面写真では、一人で車を運転するクラリスや、その夫と子どもたちが微笑む様子など、映画のキーとなる印象深いカットの数々が並んだ。
「家出をした女性の物語、のようだ」
海外資料にあるストーリーは「家出をした女性の物語、のようだ」という1行のみ。
フランス公開時にも物語の詳細は伏せられ、展開を知らない観客がある真実に気づいたときに大きな衝撃で動揺したという作品だ。
主人公クラリスには、ポール・トーマス・アンダーソン監督『ファントム・スレッド』やM・ナイト・シャマラン監督『オールド』、ミア・ハンセン=ラヴ監督『ベルイマン島にて』のヴィッキー・クリープス。今年のカンヌ国際映画祭では『Corsage(原題)』で「ある視点」部門最優秀演技賞にも輝き、今やヨーロッパNo1女優とも言われる彼女の演技は必見だ。
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