小松菜奈「今まで見た映画で一番という人もいれば、クズな映画と言う人もいる」

左から中島哲也監督、中谷美紀、役所広司、小松菜奈、オダギリジョー
左から中島哲也監督、中谷美紀、役所広司、小松菜奈、オダギリジョー

『告白』の中島哲也監督最新作『渇き。』。6月28日に封切られ、賛否両論渦巻くこの映画の大ヒット御礼舞台挨拶が7月5日に新宿バルト9で行われ、役所広司、小松菜奈、オダギリジョー、中谷美紀、中島監督が登壇した。

『渇き。』小松菜奈インタビュー

激しい暴力シーンをはじめ、見た人の意見が真っ二つに分かれている本作。そのことについて役所は「当然ですね。賛否があるということは、それだけこの映画の個性があって、映画としては非常に健全な作品だと僕は思っています。商品としては、たくさんの方に平均的に愛される映画もあると思いますけど、作品としてはやはり賛否があって当然で、非常に映画として監督の思いがこもっている健全な状態だと思います」とコメント。

小松は「たくさんの意見があるんだなと思って。今まで見た映画で一番良かったという人もいれば、クズな映画だって言う人もいて」と話し笑いを誘うと、中島監督がすかさず「小松さん。後で話があるから!」と声をかけ、会場は爆笑モードに。

中谷も“クズ”に反応し「クズな映画ですか!?」と会場を沸かすと、「みなさん本当に勇気がありますね!こうしてお越し頂きましたが、どうして(劇場に)入られたんですか?ぜひ伺いたいです」と語りかけ、オダジョーは「(いろいろな意見があるのは)結構なことだと思うんですけど、僕は“賛”の方だったので、“否(ぴ)”の気持ちがわからないというか……、そうか〜否(ぴ)がいるのか〜という風に受け取っちゃいますね」と話した。

これに中島監督も「僕も“賛”の方だったので、“否(ぴ)”の気持ちがわからない」と続け、会場は爆笑。「でも、人間の個性と一緒で、映画が個性的であればある程、お好きになる方もお嫌いになる方もいらっしゃるので、全員に『ま〜ま〜だったね』と言われるよりかは、嬉しいことです」語っていた。

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