周防正行監督の最新作『舞妓はレディ』が、パリで開催された「JAPAN EXPO」に招待され、主演・上白石萌音が出席。唄と踊りのパフォーマンスを披露した。
・周防正行監督が舞妓映画に挑戦! 主演は“21世紀のヘップバーン”15歳の上白石萌音!
「JAPAN EXPO」はヨーロッパ最大の日本文化・エンターテインメントの祭典。15周年を迎える今年は、「マンガ・ポップカルチャー・現代文化・伝統文化」の4つのテーマのうち、「伝統文化」のひとつとして「花街(かがい)文化」が取り上げられることとなり、今回の招待につながった。
7月7日(日本時間)、映画のタイアップキャラクター・ハローキティを伴って舞妓姿で登場した上白石は、主題歌にのせて歌と踊りを披露。ヨーロッパ各地から訪れた観客たちは歓声を上げて舞台に見入っていた。最初は緊張気味だった上白石だが、パフォーマンス後は「緊張していたのが嘘のように、とても楽しく歌って踊ることができました!」とコメント。観客からは「とってもとってもきれい!!」「かわいらしく、とても楽しい時間だった」と賛辞が相次いだ。
その前日には現地の日本文化会館でパリプレミア上映会も実施され、会場は立ち見が出るほどの盛況ぶり。上白石は何度も練習したというフランス語で「フランスに来ることができて嬉しいです。映画を楽しんでいってください」と挨拶。上映中は観客の反応もよく、場内の笑い声を聞いた上白石は「うけた!」とガッツポーズをしていた。
パリ訪問は初めてという上白石は「映画を見終わって出てきた皆さんが『おおきに』と声をかけてくださってとても嬉しかった」とコメント。また「監督からは『頼んだよ』と送り出されて来たので、『精一杯頑張ってきました』ということと、お客さんがたくさん笑ってくれていたことを伝えたいと思います」と、重責を果たした安堵も口に。「フランスに来る前は、緊張や不安全部ひっくるめて興奮していました。たくさんのものを見て、聞いて、感じることができたので、帰ったら、外国に来て感じたことをまた色々な人にも伝えたい」と今後のPR活動への意欲を示した。
『舞妓はレディ』は、舞妓を夢見る田舎娘が、1人の言語学者に導かれ魅力を開花させていく様子を歌と踊りを交えて描いた京都版『マイ・フェア・レディ』とも言うべき作品。9月13日より全国公開される。
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