完全母乳VS完全ミルク! 授乳に悩むヒョンジンの選択は―!? 『パンドラの世界~産後ケアセンター~』
オ・ヒョンジン(オム・ジウォン)は、ドラッグストア大手企業「オリブリー」の最年少女性常務に昇進が決まった日に妊娠が発覚。高齢出産ながらも破水するまで働き続けた彼女は難産の末に男子を出産し、セレニティ産後ケアセンターに入った。そこでは、双子を24ヵ月完全母乳で育て、3人目を出産したチョ・ウンジョン(パク・ハソン)が神ママとしてあがめられていた…。
・クズ男を捨てたリケジョがアナログ男子に大接近! AIも分析不能な彼に胸キュン!
韓国では中流以上の家庭の大半のママが入所するという産後ケアセンター。そんな産後ケアセンターで神ママとして幅をきかせているウンジョンだったが、実際にはとんでもない野蛮児に育ってしまった双子の育児に手を焼いていた。そんな彼女もトラックに閉じ込められたところをケアセンターのアイドル的存在、配達男子に助けられた過去があり、今後の関係にも注目したいところだ。
また、入所してきた未婚のギャルママが完全ミルク育児宣言をしたことから、完全母乳派のウンジョンと意見が対立。授乳タイムが苦痛で仕方がないヒョンジンは完全母乳にするか、完全ミルクのどちらを選ぶのか、決断を迫られることになる。
おっぱいマッサージも代行受講の優しい夫が、産後イライラの標的に!?
ヒョンジンには年下の夫がおり、忙しいヒョンジンに代わってあらゆることを担ってくれる。出産前のヨガ講習に出席するのはもちろん、ベビーフェアでの授乳マッサージ講習も代行で教わっているのには驚いた。そんな夫の気持ちなど汲み取る余裕のないヒョンジンは、産後のイライラもあいまって不満をぶつけまくるばかり。産後のイライラは自分にも覚えがあるが、妻を思いやる夫が悩む姿を見るのは、なんだかせつなかった。この後、職場の後輩との浮気疑惑が発覚する。
実力派女優2人の演技バトルが炸裂! パク・ハソンは実際も神ママ!?
産婦人科で最高齢妊婦を演じたオム・ジウォンは、1977年生まれの女優。本作と同じ2020年に出演した『謗法~運命を変える方法~』では、サスペンスフルな演技で全く違う顔を見せている。一方、美しく完璧なママを演じたパク・ハソンは、1987年生まれの女優。2019年、日本のドラマ『昼顔』のリメイク『平日午後3時の恋人たち』ではヒロインを演じた。リュ・スヨンと結婚し、1児の母でもある。
母乳天国か地獄か!? ギャルママの珠玉のセリフに感動!
産後ケアセンターでは、母乳中心の生活を送らねばならず、そんな日々にヒョンジンはストレスを感じてしまう。そんな彼女にチキンとビールを振る舞ってくれたギャルママが「最高の場所」として連れて行ってくれたところは――!?
この後のギャルママによる珠玉のセリフは、「2歳までミルクしか飲まなかった」と筆者に笑って話してくれたママ友のことを思い出させてくれた。つまらない概念にとらわれず、自分なりの育児でいい、と背中を押してくれるドラマであった。(文:渡邉啓子/ライター)
『パンドラの世界~産後ケアセンター~』
BS朝日:月~金曜日 午前8:30~10:00 放送中
DVD-BOX 1&2 各11,880円(税込)発売中
発売元:ACM
販売元:ハピネット・メディアマーケティング
※情報は記事掲載時のものです
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