8月26日に新作『ケープタウン』のプロモーションのため来日したオーランド・ブルームが、翌27日にザ・リッツ・カールトン東京で行われた同作の公式記者会見に、『パイレーツ・オブ・カリビアン3』以来約7年ぶりに臨んだ。
日本好きといわれるオーランドは「初来日が確か23歳で『ロード・オブ・ザ・リング』のときだったんですけど、そのとき以来、素敵な記憶がいっぱいあって、いつも日本に早く戻りたいと思っています」と挨拶。
出演を決めた理由を尋ねられると、「何と言っても、今回演じたブライアン・エプキンというキャラクターが決め手でした。彼は自堕落な生活を送っていますが、同時に矜持をはっきりもっていて、倫理観ももっている。価値観は少し揺らぐときもありますが、これは演じがいがあるなと思ったことが理由です」答えた。
また、今までにないアウトロー的な役柄を演じたことについては「南アフリカで警察官であることは本当に大変なことなんです。そのことは、撮影前に現地に4週間から6週間前に入って過ごすなかで理解することができました。南アフリカの文化や、南アフリカで男性であるということはどういうことか? そして南アフリカで警察官であることはどういうことか? ということをその期間に学びました」と話し、だからこそブライアンはタバコやドラッグに依存したのだと思ったと話していた。
一方、「来日してから何をしていたのか」という質問には「街を歩きまわって、おいしい日本食を食べ、泳ぎました。街を歩くのが好きなのは、文化の違いを見るのが楽しいからです」と話し、どこに行ったのかと突っ込まれると「原宿、渋谷、公園」と答えていた。
その後、佐々木希が花束ゲストとして登壇。司会が「世界で最も美しい顔100人に3年連続でランクインしていて、まさに日本を代表する美人女優です」と佐々木を紹介すると、オーランドは彼女の顔を見ながら「大いに納得です」とコメント。
佐々木もオーランドについて「オーラがすごくて顔も小さい。映画で見るのもカッコイイんですけど、やっぱり生で見ると本当にカッコイイですね」と照れながら述べ、褒められたオーランドも「ありがとうございます」とちょっと照れた表情を浮かべた。
映画の感想については「肉体美にとてもやられてしまったんですけど」と笑顔で話した佐々木。「とても頼りないというか、みんなからの信頼を勝ち得ていない役なんですけど、最終的にはやっぱり一番頼れるカッコイイ存在。結構女性はそういう男性に惹かれるんじゃないかなと思いました」と続けた。
すると、その説明が気に入ってか、オーランドは「説明が上手なのでプロモーションに同行してもらいたいです。これからヨーロッパに一緒にぜひ!」とスカウト。これに佐々木は「嬉しいです」と答えると、「ついて行きます」とポツリと声を出し、頬を赤らめていた。
『ケープタウン』は8月30日より新宿バルト9ほかにて全国公開となる。
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