乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未が初主演した映画『超能力研究部の3人』。この作品の完成披露舞台挨拶が11月9日にユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、前述の3人と山下敦弘監督が登壇した。
・乃木坂46の秋元真夏、生田絵梨花、橋本奈々未がオーディション勝ち抜き映画初主演!
同作は、乃木坂46の5thシングル「君の名は希望」のミュージックビデオになっている、嘘の劇中オーディションから誕生。監督をつとめる山下敦弘が、オーディションで選ばれた3人にインスパイアされ、大橋裕之の連作短編漫画「シティライツ」を原作に選び制作が進行するが、その矢先に会議で「どうせなら、もっと無理なことしません?」と挑発されたことから、山下監督が提案したのが「脚本でも撮りつつ、この映画を撮っているという、メイキング風ドキュメンタリーも掛け合わせた1本の映画」だ。どこまでが「嘘」でどこまでが「本当」なのか、それさえも定かでない映画が完成した。
この日は物語にあわせ「超能力が使えたら?」という質問が3人に寄せられた。秋元は「私はこの3人のなかではすごく超能力を信じている方ですが、撮影中に山下監督が私に言ってくれることは(監督も演技をしているので)どれが本当かわからなくて。だから山下監督の心を見抜ける超能力がほしいなと思います」と回答。
生田は「方向音痴なので、ナビの超能力がほしいです。携帯のナビを使っても目的地にたどり着けないので、自分のなかにナビの能力を埋め込んで指示してもらえたら嬉しい」と答え、橋本は「すれ違った人みんなを操れる力がほしいです(笑)。出会った人全員に『12月6日の公開日に映画館に行って!』という指示を送りたいな」と答えた。
また、キスシーンがあった秋元は「私がキスシーンをやるなんて大丈夫かなと思って、2人(生田と橋本)に話したときも『大丈夫なの?』と言われたし、ファンの方にも握手会のときに『オレのまなったんがどうしよう!』と言われたりして、今も心配な方がいっぱいいるのかなと思ったんですけど(笑)。見る前なのであまり詳しくは言えませんが、キスシーンももちろん見どころ」とコメント。
生田は役作りについて「(演じた)育子という人物像は出会ったこともないし、自分の引き出しになかったので演じるのが難しかったです。現場で監督にアイデアをいただいたりして作っていきました。普段と違う言葉を叫んだりするのは清々しくて楽しかったです(笑)」と笑うと、「この作品はドラマ部分とフェイクドキュメンタリー部分があって、私たちの葛藤する場面も見てもらえると思います。悩んでいる姿は本当の気持ちで挑んでいるので、普段のアイドルじゃない私たちの姿も楽しんでもらいたいです」とアピール。
劇中で秋元と生田の2人がもめているのを取り持つ役を演じた橋本は「お芝居といえど2人が衝突してわだかまりが解けたことで急速に仲良くなっていって。クランクインするまでは2人が絡むところをあんまり見たことがなかったので、すごく仲良くしていてうらやましかったです」と話すと、それを聞いた生田と秋元から「もとから仲良しだったよ(笑)。より絆が深くなったんです」という答えが。これに橋本は「意識して(2人を)見たことがなかったっていう意味だよ!」と返し、なんだかんだで3人とも仲良しであることが判明した。
『超能力研究部の3人』は12月6日より全国公開となる。
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