映画『神様はバリにいる』初日舞台挨拶が1月17日に新宿バルト9で行われ、堤真一、尾野真千子、ナオト・インティライミ、菜々緒、玉木宏、李闘士男監督が登壇した。
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本作は、クロイワ・ショウの「出稼げば大富豪」を原案に、映画『デトロイト・メタル・シティ』の李闘士男監督が映画化。バリに住む通称・アニキと呼ばれる日本人大富豪が、頼ってくる人々に、常識にはとらわれない行動や哲学を提示することによって人生指南をしていく姿を描く。
堤を中心に、非常にチームワークがよい『神様はバリにいる』キャスト陣だったが、尾野が「今日、ひどいんですよ!」とややキレ気味に発言すると「堤さんをはじめとする男どもが、私に『今日は菜々緒さんいるから来んでいいから』って言うんですよ」とむくれ顔。
さらにバリでの撮影を振り返った尾野は「私が一旦日本に戻ったときに、菜々緒さんが撮影に入ったんですね。それで私がバリに戻ったら『何? 帰ってきたん?』って……」と菜々緒との扱いの違いを猛抗議。
堤は「大事に扱ってたでしょ」と尾野の訴えを却下すると「人それぞれの接し方があるんですよ。尾野さんには尾野さんのね」となだめる。堤の意見に納得した尾野は笑顔を取り戻したように見えたが、李監督がとどめの一言をさす。
「菜々緒さんは2日間の撮影だったのですが、そのときはインドネシアのスタッフが50人ぐらい来て『オフの日の菜々緒さんのアテンドをしたい』って言っていたんですよ。もちろん尾野さんのときは、そんなことなかったですけどね」。この李監督の発言に、機嫌が直ったと思われた尾野は、ふてくされ、やさぐれた態度をとると「暴れようかな」とポロリ。
そんな尾野だったが、比較された菜々緒は「私はいつも現場に恵まれています。今回もキャストやスタッフの方がとてもよくしていただいて……」と優等生発言。すると堤をはじめとする男性陣が「それは菜々緒さんがそうさせているんだよ」とさらに尾野の感情を逆なでする発言で場内を沸かせていた。
堤は「人として大切なものは何かということや、『こう生きれば人生楽しくていいんじゃない』って思える映画です」と作品に込めた思いを語っていた。
(text&photo 磯部正和)
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