(…前編より続く)
【注目シネマ】
×『忘れないと誓ったぼくがいた』
平山瑞穂の同名小説を、映画『センチメンタルヤスコ』の堀江慶監督が映画化。高校3年生のタカシは、あずさという少女に出会い恋に落ちる。しかし、彼女に出会った人は、数時間後に記憶を失ってしまうという告白を受け……。
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主演は、映画『2つ目の窓』で瑞々しい演技を披露した村上虹郎と、『百瀬、こっちを向いて。』の早見あかり。村上は、俳優・村上淳と歌手・UAを両親に持ち、早見は元ももいろクローバーのメンバーと話題性十分。3月17日に行われた完成披露試写で、村上は育った環境の特殊性を吐露しニュースになった。20館前後での公開だが、ファンタジックな青春ストーリーの注目度は高い。
×『たまこちゃんとコックボー』
ももいろクローバーZの妹分「私立恵比寿中学」の廣田あいかが初主演の実写とアニメを交えたファンタジー映画。お菓子大好きな空想少女ひよ子が、アニメの世界に迷い込み、たまこちゃんという女の子とコックボーという正体不明に生き物に遭遇して……。
自らがアイドルでありながら、大のアイドル好きという廣田。特徴的な声をしており、「たまこちゃんとコックボー」のテレビアニメでは“モグP”の声優もつとめている。スタート時、25館前後の劇場公開だが、人気アイドルの集客力は侮れない。
(文:磯部正和/映画ライター)
磯部正和(いそべ・まさかず)
雑誌の編集、スポーツ紙を経て映画ライターに。基本的に洋画が好きだが、仕事の関係で、近年は邦画を中心に鑑賞。本当は音楽が一番好き。不世出のギタリスト、ランディ・ローズとの出会いがこの仕事に就いたきっかけ。
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