商業映画とはひと味違う魅力を放つインディーズ映画。これまでは映画祭やイベント上映などでしか鑑賞できない、ある種“幻の作品群”でもあったが、NetflixやU-NEXTなど動画配信サービスの普及により、鑑賞の機会も増えている。ムビコレでは、そんなインディーズ映画の中でも人気の作品5本を紹介!
・スケベ心で見始めたら意外と感動!? ノーパン女子高生の青春模様を描く爽やか動画がバズり中!
陰鬱な気分になること請け合いの『健太郎さん』
一番人気は心理サスペンス『健太郎さん』。優しそうな両親と2人の子どもが暮らす一家。ごくごくありふれた家族に思えるが、そこにはもう1人の住居人がいた。暗い目をしてニコリともせず、リビングのソファに座る彼の名は健太郎。家族は彼を「健太郎さん」と呼び、腫れ物に触るように丁重に扱うが、どこかオドオドとした空気が漂う。まるでその家の当主のようでもあるが、家族と打ち解ける様子もない健太郎さん。一体、彼は何者なのか? そして家族との関係は?? 声を荒げるわけでもなく乱暴を振るうでもないのに、やたらと人を緊張させる健太郎さんの不気味さを体感するだけでも見る価値のある作品。常にどんよりとした空気が漂う映像がサスペンス度を倍加させる。
スパイ映画を彷彿! 大げさ描写が楽しい『万置き姉弟』
陰鬱なのはちょっと…という向きには、『万置き姉弟』がオススメ。とあるスーパーにやってきた小学生らしき姉と弟。2人の登場に、スーパーのバックヤードには緊張が走る。店内カメラをチェックしつつ、2人の行動を大がかりに監視するスタッフたち。一方、姉弟もハンドサインで意思確認し合い、何やら「ミッション:インポッシブル感」が漂うが……。スパイ映画を彷彿とさせる大げさな描写がとにかく楽しい。キュートな子どもが、一体、何をたくらんでいるのかに興味が募る。『万引き家族』へのオマージュにも思えるタイトルも印象的だ。
ビタースィートな青春描く『レイディオ』『多日想果』
一方、青春時代の切ない思いを描いたのが『レイディオ』と『多日想果(タピオカ)』だ。
『レイディオ』の主人公は、地味で持てない大学生の青年。唯一の趣味は深夜ラジオを聞くこと。そのラジオをきっかけに出会った女性にほのかな恋心を抱くのだが……。壁ドンもバックハグもなくキラキラとは無縁の作品だが、その地味さがとてもリアルだ。ラスト、涙をこらえきれない主人公の姿に、様々な思いが込み上げる。
『多日想果(タピオカ)』は、台湾を舞台に、屋台で働く女の子に恋をした日本人留学生の物語。手紙で思いを伝え合う関係がもどかしくもあり、微笑ましくもある。こちらもキラキラとは無縁の“踏み出せない関係”にじれったさが募るが、実際の恋愛とはこういうものなのでは? メイン舞台が屋台なだけに、次々登場する屋台料理も見所の1つで、お腹が空いてくること請け合いだ。
不思議なホームコメディでほっこり
最後に紹介するのは『青森さんちの祝日』。鹿児島の実家に集った4人きょうだいの再会を軸に、ほのぼのとした家族関係をゆったりと描いた作品。思わずクスリと笑ってしまうコメディで、美しい風景と共に心が洗われたような気分に浸れる。
この5作品は下記の配信サービスで視聴できる。
【U-NEXT】
『健太郎さん』『万置き姉弟』『レイディオ』『多日想果(タピオカ)』『青森さんちの祝日』
【ビデオマーケット】
『健太郎さん』『万置き姉弟』『レイディオ』『多日想果(タピオカ)』『青森さんちの祝日』
【DOKUSO映画館】
『健太郎さん』『万置き姉弟』『レイディオ』『多日想果(タピオカ)』『青森さんちの祝日』
【Amazonプライム】
『健太郎さん』『レイディオ』
【GYAO!】
『レイディオ』
NEWS
PICKUP
INTERVIEW
PRESENT
-
【舞台挨拶あり】齊藤工が企画・プロデュース『大きな家』公開直前舞台挨拶付試写会に15組30名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.22 -
『型破りな教室』一般試写会に10組20名様をご招待!
応募締め切り: 2024.11.29