『世界の中心で、愛をさけぶ』『スカイ・クロラ』の脚本家・伊藤ちひろが自身の小説を映画化
『世界の中心で、愛をさけぶ』(04年)『スカイ・クロラ』(08年)の脚本家・伊藤ちひろが、自身の小説をもとに初監督した『ひとりぼっちじゃない』。今回、同作の予告編を紹介する。
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伊藤が10年をかけて上梓した原作小説は、不器用でコミュニケーションがうまくとれない歯科医師・ススメの日記形式の物語だ。伊藤は脚本も担当し、ススメが謎の多き女性・宮子に恋をすることで変わっていく自分、歪み狂っていく日々を、初監督ながら圧倒的な世界観で描き出す。。企画・プロデュースを手掛けたのは、『GO』(01年)『ナラタージュ』(17年)の行定勲。
主演は、デビュー以来音楽シーンに大きなインパクトを残し続けるバンドKing Gnuの井口理。脚本執筆の際に主人公・ススメを井口自身にアテ書きしたという本作で、井口は、撮影前にもかかわらず、伊藤監督とともに撮影地のロケハンに帯同。並々ならぬ意欲で役柄を構築し、初主演作に挑んだ。
共演には、ススメが恋をする謎多き女性・宮子に馬場ふみか。宮子の友人でありながら、ススメを惑わせる蓉子に河合優実。若き実力派の2人による化学反応が期待される。
人とうまくコミュニケーションをとれない、歯科医師のススメが恋をしたのは、マッサージ店で働く宮子。しかしながら宮子は、部屋に鍵をかけず、突如連絡が取れなくなったりする、つかみどころがない女性だった。
それでも、彼女と抱き合っていると、ススメは自分を縛っている自意識から解放される気がしていた。自分でも理解できない自分を宮子は理解してくれている。ススメはそれがうれしかった。
けれど、謎の多い宮子を前に、自分は彼女のことを理解できていない、と思い悩むススメ。
ある日、宮子の友達である蓉子が、ススメに宮子の身に起きた驚きの事実を告げる―。
紹介する予告編では、生きづらそうなススメの姿、恋をしたススメが感じる幸せ、嫉妬、焦り、そして宮子の謎と、何かが次第に狂っていく様子が描かれていく。この恋の果てにあるものは、純愛なのか狂気なのか?
『ひとりぼっちじゃない』は2023年春に劇場公開される。
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