俳優の阿部寛が9月19日、都内で実施された主演映画『異動辞令は音楽隊!』の大ヒットトークイベントに女優の見上愛と共に登壇。公式SNSに寄せられたファンの様々な質問に応じた。
阿部寛、身長を高くする方法は「足を引っ張る」?
この日のトークショーは、公式SNSで募集した質問を二人にぶつけるという形で進行。まずは「お二人はエゴサーチはしますか?」という質問からスタート。それには二人とも「しませんね」と返答。作品の評判が気になる時は「まわりが教えてくれるんで。良かったとか。観に行ったとか。そういうのを聞きます」という阿部。一方の見上も「まわりの子で、エゴサーチをしている子は多いですけど、わたしはしないです。それこそ自分のSNSに届いたコメントを読むことはありますけど、あとはまわりがいろいろと送ってくれるので、それを見ています」とのこと。
また劇中では親子を演じている二人だが、「阿部さんが父親役だと聞いてどうでした?」という質問も。それに対して見上は「ドキドキしました。でも監督に顔の濃さは似ているんじゃないかと言っていただいたので。おこがましい話ですが、それを信じてやりました」とコメントし、さらに「最初は(鬼刑事という)台本のイメージが強かったので。勝手に怖い方だという印象を持ってしまったんですけど、すごく和やかな方でビックリしました」と振り返る。一方の阿部は、見上の印象について「かわいいなと思いましたよ」と語ると、「現場でも芝居に集中しているんで。お芝居もしっかりしているし。(父親に)反抗している役なので、いつもせつない思いはしていましたが、でも気持ちの入ったお芝居をしてくれるし。好印象です」と語った。
本作で成瀬の母親・幸子を演じるのは倍賞美津子。倍賞についての質問がくると、阿部は「僕は倍賞さんが大好きなんですよ。何回も息子をやっているんですけど、失礼ながら、しわが美しい女優さんだなと思っています。カッコいいんだよね」と語り、見上も「すごくカッコいいし、キュートですよね」と笑顔。さらに「面白いし、カッコいいし、力も抜けているし。昔から大好きで。楽しくやらせていただきました」と続けた阿部が、「あれだけいろんな経験をされている方なんですけど、現場ではこういう風にやったらどうかしらとか、いろんなアイデアがあって。いまだに芝居にこだわりを持っているというのは、僕も本当に見習うべきところだなと思いました」と感服した様子を見せた。
さらに「阿部さんのようなダンディーな男になりたいです。どんな努力をされていますか」という質問も飛びだし、思わず笑いが漏れた会場内。それに対して「ダンディーというのは舘ひろしさんとか、吉田鋼太郎さんとかのことだと思うんですが、もし自分がダンディーだとしたら。スーツでネクタイなしでシャツを着るとか。あとは声とか、ひげを生やすとか…」と思い浮かぶままに例を挙げる阿部に対して、見上は「阿部さんはダンディーですよ。ヒゲを生やすのはいいかもしれないですね」と笑顔でお墨付きを与えていた。
そして最後の質問は「息子が阿部さんのように身長が高くなればいいなと思います。どうすれば阿部さんのように高くなれますか?」というもの。それには「足を引っ張る」と返答し、会場を笑わせた阿部。「家族で僕だけなんですけど、毎日、水を飲まずに牛乳を飲んでいました。あとは週に2、3回は身長を測っていました。中学の時、草刈正雄さんにあこがれていて。(草刈の)185センチになりたいなと思って測っていたんですけど、結局、その身長は超えてしまいましたね」と笑いながら明かした。
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