ムロツヨシ＆福田監督、主演・菅田将暉を差し置き初日舞台挨拶を乗っ取る!?

2015.05.18

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左からムロツヨシ、新井浩文、柿澤勇人、若葉竜也、菅田将暉、城田優、吉岡里帆、松下優也、福田雄一

映画『明烏あけがらす』初日舞台挨拶が5月16日、新宿バルト9で行われ、主演をつとめた菅田将暉をはじめ、城田優、若葉竜也、吉岡里帆、柿澤勇人、松下優也、新井浩文、ムロツヨシ、そして福田雄一監督が登壇した。

・『明烏あけがらす』初日舞台挨拶、その他の写真

本作は、映画『HK 変態仮面』など個性的な作品を世に送り出し続けている福田監督が、「明烏」「品川心中」など古典落語をもとに構成したシチュエーションコメディ。売れない借金だらけのホストを菅田がつとめる。

舞台挨拶スタート時から、両端にいた福田監督とムロはエンジン全開。司会者が主演の菅田に撮影現場での印象を尋ねるも、ムロがカットインし「菅田君、いまそんな髪型なんだね」と黒髪の特徴的なヘアスタイルに触れると、いつの間にかトークを展開しているのはムロと福田監督。

さらに福田監督は、ムロと共に福田組の風神・雷神と絶大の信頼を置く佐藤二朗が舞台挨拶に来ていないことに触れると「（現在放送中の）月9（『ようこそ、わが家へ』）の撮影で来ないんですよ。見ましたけど、すごいすべりまくってるくせにね」と言いたい放題。

完全にしり込みした感のある菅田や城田だったが、トークがやっと撮影エピソードに戻ると、城田は「うざくてチャラチャラしたバカなホスト役だったので、現場ではアドリブでいろいろやりました」と告白。さらに劇中、菅田が城田にビンタするシーンに触れ「あれは（菅田の）アドリブですからね。なかなか先輩役者の顔をアドリブでビンタしないですよ」とその度胸を褒めると、菅田は「本番で（アドリブを）足すので、こちらも足さないと帳尻が合わないじゃないですか」と持論!?を展開し客席を盛り上げていた。

終始、ムロ＆福田ワールドが展開される舞台挨拶となったが、菅田が「すてきな大人たち、先輩たちに囲まれて楽しいお芝居ができました」と笑顔を見せると、客席からは大きな拍手が巻き起こった。（text&photo:磯部正和）

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